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善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

RhododendRon別荘

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何故ピダムは、死に物狂いでトンマンに恋をしなければならないのか。(※プチ追記)

そろそろSSを更新しろとお思いの方も多いでしょうが、すみません、まだ語りますー(汗) なんかスイッチが切り替わっちゃいまして、今はSSを書けそうにありません…orz
でもせっかくの機会なので、妄想に思考を費やさず、頂いたご意見を理解する方へ費やしたいと思います。



古臭い考えではありますが、本来、一人の男が大人になるにあたって必要なのは、生涯を懸けられる仕事と、生涯を共にする伴侶だと私は思っています。そして、脚本を見るに、善徳女王はそこのところをちゃんと意識しているような気がします。

まず、ユシンは最初にトンマンを伴侶に選んだけれども、それは彼が生涯を懸けている仕事(新羅の将軍であり、伽耶の王族の使命)を捨てることも意味していました。しかし、ユシンは全く別の仕事を選べるような、器用な性格ではありません。だから、ユシンがトンマンと駆け落ちしきれなかったことは、あれで良かったと思えますし、ユシンが公私混同を許さぬ性格で、トンマンがニブニブで恋愛感情と言うものをよくわかってない女である以上、ケジメをつけ、公の部分に害がないようにする為にも、ユシンは王を伴侶には出来ず、二人は上手くいかない。ただ、ユシンも若く若く青臭い男(強調w)ですから、理性でそう思っても、頑張って自制しても、どこかで諦めきれず、思いが燻っていた。
けれども、その思いがミシルの乱と、ヨンモの妊娠を通して変わっていき、女王時代のユシンが出来上がったのだろうと思います。

一方のピダムも、ムンノと対立してまで、生涯の仕事を宮中に求めましたし、実際にそこでは彼の能力は日の目を見ました。
ただ、ピダムには、トンマンとは対照的に、世の中を侮り、何もかもを深く考えないと言う欠点があります。腕っぷしが立ち機転が利き、人の恐怖心を感じ取ることの出来る彼は、これまであまり熟考や用心をせずとも、なんだかんだと誰かを従わせ、自分の望むように物事を果たせたからです。
が、宮中はそう甘くなかった。例え下っ端貴族でも、彼らとて数多の人間を意のままに動かすしたたかさを持っている用心深い生き物で、一見ピダムに忠実でも、突然牙を剥いてくる。トンマンは用心深いので彼女に従っていれば大丈夫でも、ピダムはトンマンに甘えて用心深さは養わず、深い覚悟もなく中途半端なまま宮中に入った末に、あらゆる人から、仕事や女に対する見通しの甘さを指摘されます。そうしているうちにミシルの乱が起き、その結果に耐えきれずに蒸発しようとしたところをトンマンに連れ戻され、反射的にチルスクから彼女を護った後、ピダムはようやく真剣に悩みます。何に対する覚悟も信念もないまま宮中にいても、自分では上手くやったつもりが流されてしまうと言うことを、朧気ながら悟ったからです。
んで、考えた結果、ユシンが最終的には仕事(信念や公的な立場)から伴侶を選んだのに対して、ピダムは、51話で彼を抱きしめ慰め無理矢理連れ戻した上に、彼の為に仕事まで用意して「いいか、逃げんじゃねーぞ!」と可愛い顔して怖すぎるプレッシャーをかけてくるトンマンの暑苦しさを「トンマンは俺が気になるんだ。抱きしめてくれるぐらい愛情があるんだ」と彼の狭い了見で判断して、「それなら、俺がミシルのように力をつければトンマンは俺を誰よりも頼るようになって、惚れてくれるだろ。異性なら、結婚すんのが当たり前だし」と密かに盛り上がり、ソルォンさんとかに間接的に焚き付けられたこともあって、トンマンに惚れ直した。
例え、トンマンとしては「使える人材に逃げられて堪るか!」と言う気持ちが大だったにせよ、ピダムはトンマンの熱い慰留を無意識の愛情だと感じ(愛情について細かい違いがわかるヤツだとは思えませんw)、彼女を生涯の伴侶と勝手に認定し、公私共にパートナーとなるべく、最終的な出世の目標を「トンマンと結婚出来る地位」と決め、仕事を決めた。(←この辺の考え方がちょっとソルォンさんに似てるのではないかと勝手に推測。ただ、ソルォンさんと違って、ピダムは頼られはしても複数いる愛人の一人とかではなく、いずれはトンマンと両思いになり、唯一無二の夫婦関係を築きたかった)

……のかなーと、そんな風に見ています。んでもって、ユシンもピダムもそうやって仕事と伴侶を51話で決めたから、以降の二人は欠点はあっても、あくまで大人の男であって欲しいと思うのです。
そして、ツンツンユシンの愛を全く感知しなかったニブニブトンマンは、やはりピダムの場合も54話にてキレキレピダムに抱きしめられて、ようやく「えっ!? 何このデジャブ!」と吃驚し、悩んだ結果、体調が優れないこともあってか若い時と違って寂しくて寂しくて仕方なくなり、政略的にも好手だからとピダムを受け入れた。それが愛かどうかはわからないまま、ただ、ピダムなしでは生きていけずに死んでいった。(私は、ピダムが「トンマンの心」だから、彼が死んだ時トンマンも死んだのだと思ってますw)


話が脱線しましたが、さて、コメントを下さった方の中には、何人か、ナムさんが狂おしいばかりの恋情よりも、愛への不安を捨てられない少年としてのピダムを演じたことを評価していらっしゃる方がいらっしゃいました。
それぞれのコメントへのお返事はすでにしましたが、改めて、何故「ナムさんは女王時代、何を置いてもまず死に物狂いで恋するピダムを演じなければならなかった」と思うのか、纏めておきますー。

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  1. 2011.07.11(月) _18:28:54
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