善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

RhododendRon別荘

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SS 進むべき一本の道

60回のピダムの話ですー。
進むべき一本の道




* *


 ――本当に、陛下がお前と心を分かち合っていると思うのか?

 チュンチュの捨て台詞は、ピダムにとっては聞き捨てならないものだった。何故か? それは、彼がずっと心の奥底で覚悟していたことだからだ。

『お前がくれる安らぎが、私には必要だ。だが、それは正しいことなのだろうか……?』

 彼にその身を委ねると決めたあの夜、トンマンはそう訊ねた。女王たる者がその心身を一人の男と分かち合うことを、果たして天は許すのだろうかと。
 その問いに、ピダムは何も答えなかった。それは、答えるまでもなく……答えは否だとわかっていたからだ。

(そうだ。チュンチュごときに言われるまでもなく、俺は知っている。俺が陛下の男でいられるのは……いや、陛下が俺に心を見せてくださるのは、俺が陛下に政治的な利益をもたらすことの出来る間だけだと……)

 だから、トンマンに後悔させない為に、上大等となってからは徹底して彼女の利益を追求した。ユシンに三韓地勢を渡し、兵部に私兵を捧げ、我が勢力を見捨てて、決してチュンチュから皇位を奪わないと言う盟約まで交わした。トンマンの……女王の男になると言うことは、そう言うことだとわかっていたし、それを後悔したこともない。
 しかし今、ピダムには我が勢力をトンマンの望むやり方で制御することはもはや不可能だった。……何故なら、彼らには、どうやらトンマンの望む後継者チュンチュを選ぶつもりが、端からないらしいからだ。これまではそのことを深く実感したことはなかったが、今この時にチュンチュが射られたと言うことは、そう言うことだった。もはや、彼らにはチュンチュに従う未来はなく、ゆえにピダムの勢力は復耶会のように救われるわけにはいかないだろう。チュンチュが射られた段階で、トンマンの忍耐は決壊したはずだ。ずっと側にいたのだ、彼女の許せないものが何であるかなど知っている。
 問題は、ピダムがその時どうするべきかだった。

(……そんなことは、とうの昔にわかっている)

 彼は女王から一つの勢力を奪い、その勢力が女王を侮辱し、女王の後継者を死に至らしめんとするのを阻止できなかった。ゆえに、彼が進むべき道は一つしかない。
 国法での裁き――つまりは、死を求めるしかない。

(私が陛下に投降し、裁きを仰げば、奴等は担ぐ輿を失うことになる。それが最上だ。……いや。最上なんて問題じゃないな。それ以外に……道などない)

 女王の権威を守るには、それしかない。だが、国法を厳格にするには……あと一つだけ、道はあった。けれどもその道は選べなかった。
 ――それは、俺がチュンチュを殺して、トンマンから王冠を奪う……簒奪だ。
 ピダムは小さく首を振った。

(簒奪? 冗談じゃない。俺は、トンマンを貶める為に生きてきたわけじゃない)

 彼女の為だけに生きてきた。トンマンへの愛の為に。
 そしてそれは、何も持たないトンマンを愛したと言うことではない。女王となる道を選んだトンマンを、愛していると言うことだ。だから、トンマンに、一人の女人としても、女王としても輝く一生を歩んで欲しい。それゆえに、ピダムはこうして権力を獲て、彼女の邪魔をする人間を始末してきた。彼女が何を望んでいるかを常に考え、あらゆる状況に対応してきたのだ。
 ――チュンチュに言われるまでもなく、俺は自分の進むべき道を知っている。
 今、彼女が望んでいることは二つのはずだ。一つは、彼の勢力を如何にして無力化し、吸収するか。二つ目は……。

(俺の真心だ。トンマンは、俺が彼女に忠実であると言う証を、何よりも欲しているはず)

 先刻のチュンチュの様子を見れば、今、トンマンが周囲からピダムへの処罰を影に日向に求められていることは想像がつく。何より、トンマン自身、針の筵に座っているような思いだろう。彼女が夫にと選んだ男が、こんな不手際を晒してしまったのだから。
 ――盟約を守る時が来たんだ。俺が、トンマンの足手纏いには……女王の治世の汚点にはならないと示す時が。
 浮かぶのは、あの夜の彼女の涙だった。あれきり、彼女は泣かないけれど……きっと泣きたいだろうに、泣かないけれど、心の中では酷く泣いているだろう。



「お前が関与していないのは知っている」

 ところが、開口一番そう口にしたトンマンに、ピダムは驚きを隠せなかった。

「陛下」

 ――知っている?
 いや、確かに彼女はピダムが裏切らないことは知っているだろう。しかし、些か彼女にしては断定を急ぎ過ぎているような気もする。

「だが、お前は失敗した。勢力を掌握出来なかった」

 ――ああ、そう言うことか。
 彼女は、ピダムを処刑すると決意したのだ。国法によって、罰すると。けれども、夫にした男だから。一度は安らぎを見出した男だからこそ、彼女は伝えたいのだ。罰することは不本意だと。
 ――チュンチュの言ったことは、やはり間違いだ。トンマンは俺を知っているし、俺もトンマンの望みを知っている。

「……そうです、陛下。もう、私の手には負えません。調査し、真実を明確にして、私を国法に従い厳格に処罰なさってください」

 心置きなく彼女の望みを口にしたであろう彼に対し、彼女は酷くつらそうな顔をした。

「そうすればお前は傷つく。責任は免れられない」
「ええ、そうなります。ですが、構いません。他に道はありません」

 ――そうだ。トンマンは、優しい。誰かを見捨てることは、彼女を酷く傷つける。
 だから、ミシルが死んだ時も、彼女はピダムを追いかけてきた。混乱する城内を自らの手で収拾することより、彼を慰め、労わることを優先した。その時の借りを、彼はまだ返していない。今こそ、借りを返すべき時だ。

「陛下。私は覚悟が出来ています」
「――私が……!」

 ところが、ピダムの言葉を、トンマンは遮った。そして、信じられない言葉を口にした。

「……覚悟が出来ていない」

 ――どう言うことだ? 覚悟が……出来ていない?
 そんなはずはない。今更、なんの覚悟がないと言うのか。彼女は女王だ。彼が、ただ一人の我が王と認めた女だ。あの盟約書は、トンマンの望んだことでもあるけれども、トンマン以外の王などに仕える気はないと言う、彼の本心でもある。それほど、彼はトンマンの器量を崇拝してきた。
 その彼女が、聞いたことのない弱音を口にしている。

「陛下……?」

 訝しがるピダムに、トンマンは指環を手渡した。彼女がしているものと同じ、女王の指環を。

「私達は、一つのものを二人で分け合ったことがない」

 ――だから、分け合おうと言うのか? 女王の指環を……女王の権威を?

「……どうして……こんなことをなさるのです?」

 彼の権威は、常にトンマンの下にあった。ゆえに、それを物で示す必要などなかった。それだけ彼は彼女と一体になってこの十年を生きてきた。心を通い合わせる普通の夫婦とは違っても、彼らにはそれに勝る強い繋がりがあった。その証として、彼は今、彼女の汚点にならない為に自首している。それなのに……。

「まるで……私が遠ざからねばならないような……」

 分け合うと言うことは、それだけ離れてしまうと言うことだ。トンマンは、これまでずっと一体だった二人の権威を、引き離そうとしている。それだけは確かだ。
 トンマンは、その問に答えを寄越さなかった。

「お前を、推火郡の戦線で山城を建てる責任者に任命する。すぐに出立しろ。そして、徐羅伐のことは、私が処理する。その後で呼び戻す」
「陛下……」

 ――何を。トンマンは、何を言っているのだ。
 一体だと思っていた。彼女の望むことは、全てわかると。しかし、今、彼女が望んでいることが、ピダムには理解出来なかった。しかも。
 ――陛下は、一度も「朕」と仰っていない。
 不思議なことに、トンマンは彼には正直だ。だから、わかる。彼女は今、女王として命令しているのではない。こうしてくれと、彼に頼んでいるのだ。……この期に及んで。

(馬鹿な。彼女に、この切迫した事態が理解出来ないわけがない。私を逃せば、彼女は後世、必ず「夫を生かす為に国法を曲げた女王」として名を残してしまう。そんな……そんな馬鹿なことが、あっていいものか)

「お前が徐羅伐にいると、事件に関わってしまう。だから、お前がいない間に、全てを終える。私が、解決してみせる。世論が騒いでも、すぐに静まる。そして、お前を呼び戻す」

 彼女が手渡した指環から、ふいに、あの時はなんとも思わなかったチュンチュの言葉が背筋を駆け上った。

 ――本当に、陛下がお前と心を分かち合っていると思うのか?

 分かち合っていると思っていた。絶対に彼女は彼を徐羅伐に留めておきたいだろう、そのまま処罰を受けさせたいだろうと、そう思っていた。ユシンとて、そうしたではないか。だが、今、彼女はピダムを徐羅伐から出そうとしている。……復耶会がそうしたように、彼を宮廷から出そうとしている。
 ――陛下は……今の陛下は、俺の知っている陛下ではない。

「私を……信じるか?」

 トンマンは、指先に少し力を籠めた。冷え切った、氷のような手が、彼の手を掴み、支えている。氷のように、儚く消えてなくなってしまいそうな手が。

「……もちろんです」

 今のトンマンを、彼は知らない。けれど、これまでも、彼女は彼の意表をつく形でことを解決してきた。これも……もしかしたら、その一つなのかもしれない。だが……。

「急いで出立しろ。皇命は後で位和府に下しておく」

 そのまま離れようとする手を、ピダムは反射的に掴んだ。
 ――陛下。あなたは、いつだってことを解決する時は、最も危険な刃にその身を晒そうとしてきた。
 ことを解決すると言うことは、そう言うことだ。つまり、トンマンは今、彼をことの圏外に逃した後、一人でその最も危険な場所へ行こうとしている。それは確実だった。例えそうじゃないとトンマンが言おうが、誤魔化されるわけがない。それが彼女のやり方だと、彼は誰よりも知っている。
 ――俺が去れば、誰があなたを護れると言うんだ?
 彼の勢力は、チュンチュを射てもなお怯んでいない。それは、とても危険なことだった。一歩間違えば、彼らは女王ですら射るだろう。射殺し、斬り殺すだろう。
 ――それでも、あなたは俺に去れと言うのか。ミシルの乱の時に、一人で王宮に戻った時のように……いや、それよりも悪い。あなたはあの時ですら俺に使命を残したのに、それすら許さず、一人で戦おうと言うのか。

(それでは、一体何の為に俺は夫になったのだろう。トンマンにとって、誰よりも役に立つ、必要な男だからこそ、夫になったのではなかったのか。こんな、無力な幼子を護るようにする為に……俺を夫にしたと言うのか)

 違う。それは違うはずだ。彼が女王たる彼女を崇拝しているように、彼女もまた、臣下たる彼の力を必要としているはず。

「早く行け」

 彼の言葉にならない訴えを、トンマンは取り上げなかった。代わりに彼女が残したのは、指環だけ。……彼女の権威を表す、黄金に縁取られた指環だけ。
 ――行けると思うのか。指環を渡してまで……あなたの権威を渡してまで、俺を護ろうとするあなたを残して。
 行けるわけがない。行けるわけがないだろう。男として……女王の男として、トンマンの男として、それだけは出来ない。

 帰宅しても、その思いは変わらなかった。

(ユシンは自首を許された。トンマンは、ユシンの自首を喜んだ。……だが、俺の自首は喜ばなかった。俺が自首することを、トンマンは許さなかった……)

 そして、彼を逃がした。彼に解決を求めなかった。刃の嵐の中にただ一人残ると決めて。
 ――そんな彼女を、俺が国法に従って救う方法は、もうない。残されているのは、国法を無視したやり方……暗殺しかない。
 そうだ。殺してしまえばいいのだ。チュジン、スウルブ、ミセン、ハジョン、ポジョン……そして、ヨムジョン。彼らを一人残さず殺せば、ことは解決する。……しかし、それを上大等がすると言うことは、国法を破壊すると言うことだ。上大等として彼らを殺すことは、決して許されない。それは、トンマンも許さないだろうと言うことだった。

(……それでも。これでトンマンの側にいられなくなったとしても、だからなんだと言うんだ? 俺は、自首しようとした。死を受け容れた。ならば、上大等の地位なんか、なんだって言うんだ?)

 ――トンマンの命に、名誉に代わるものが、他にあるか?
 そんなものはなかった。彼女の名誉を護る為に彼が出来る唯一のことは、暗殺だ。暗殺か……あとは、一つだけだった。

(それは……俺が、奴らの旗頭になることだ。名のみの支配ではなく……俺が奴らを束ねる反逆者になって、奴らの命運をこの手に握ることだ)

 そして、反乱を起こす。奴らの軍勢を残らず表舞台に引っ張り出し、ユシン達に討たせる。もしそれが果たせないほどユシン達に力がなければ、あるいは……。

 ――俺が反乱を成功させて、トンマンの命運をこの手に握る。奴らが、トンマンを殺せないように。

 道は、二つに一つ。他にはない。
 しかし、いずれにせよ、もう彼には女王の臣下たる資格はなかった。それを棄てなければ、もはや彼にはトンマンを救う手立てはなかった。

(どうして。どうして、俺から臣下たる道を奪ったんだ。どうして奪ってしまったんですか……陛下)

 ――俺は、あなたの臣下でいられるのが好きだったのに。臣下として、女王たるあなたを誰よりも喜ばせられることが、俺の誇りだったのに。
 これでは、ふりだしに戻ってしまったようなものだ。地位も身分もなく、会議にも参加出来なかったあの頃に。
 ――いや。俺は、そのもっと昔に……いっそ、赤子の頃にでも戻ろうとしているのだろうか。

『ピダムを公主と結婚させるつもりだったが……』

 ――トンマンと結婚させて……その後、国仙は俺をどうさせるつもりだった?

『弱い人の心で、青臭い夢を見ている』

 ――そうさ。俺は始めから、青臭い夢を見ていた。
 とうの昔に知っていた。トンマンと結婚すれば、その後、彼が生き残る為には、王位を彼女から奪うしかないと。
 それでも、彼女の夫になりたかった。第一の臣下として、彼女の夫になりたかった。国法を遵守する、非の打ち所のない夫でありたかった。
 ――だから、俺はそれを貫く。
 どんな方法でもいいから王になりたいと言うなら、端からそうしている。だが、それは望むところではない。彼も、彼女も。
 ――俺は、もう二度と王宮に戻れなくていい。
 暗殺か、反乱か。どちらにせよ、彼の望みは一つだ。

(俺は、俺のトンマンを侮辱した奴等を、一人残らず殺す)

 そして、最後に、国法を正す。反逆者として死ぬか、あるいは……彼女から王位を奪って。



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  1. 2013.04.22(月) _18:00:00
  2. SS(ドラマ準拠)
  3.  コメント:2
  4. [ edit ]

<<SS 避けられぬ道 | BLOG TOP | 最終回あれこれ。@『善徳女王』と『根の深い木』 ※加筆修正>>

comment

信じきること…

  1. 2013/04/25(木) 23:11:40 
  2. URL 
  3. うさこ ̄(=∵=) ̄ 
  4. [ 編集 ] 
こんばんは ̄(=∵=) ̄です

お久しぶりでコメントさせていただきます。

ぺこん



すごくなんていうのかな格好いいピダムですね(笑)

いろいろなSS の中でここまで格好いいピダムはなかなかないんじゃないかと思います。

二人は愛しあってるのに核心的部分が大きくずれているというか思い違いか、もしかしたら過信なのかもしれないけど…それがドラマのラストへ繋がるのかもしれないですね…



命をかけて最後彼女のところへ来たのだから信じきることが最後まで出来なかったとはいわないかもしれないですが、誰かを信じきること、誰かに信じられていると信じきることがピダムには難しく彼にそう思わせることも難しい…トンマンにでさえ難しかったとは言える気がします。



特にただの一人の何も(権力とか地位又は勢力)もたないという自分の存在価値を彼自身過信したというか気づくことができなかったのかもしれませんね…。
それを彼に気づかせるにはあまりにトンマンは女王であったから。
そしてピダムが能力的に傑出しすぎていたから。

そして皮肉なことにトンマンがそうでなければ(女王として毅然としていた)ピダムはここまで惹かれなかったでしょうけど。

そして彼は家族というものを知らなかった。

でもピダムのは国を左右するほどの男でありその能力は傑出しているしそれに応じての勢力もあると同時にトンマンを女として愛しつづけている者の身を処すべき在り方として、ドラマ準拠SS の中においてのこの解釈は正しいのでしょうね…。

だから格好よく感じたのかもしれません。

などとSS を拝読して思いました。


そしてうさこは緋翠さんのSSがとても好きなので拝読できてすごく嬉しいです。





タケノコみたいに土からちょっとだけ顔をだした ̄(=∵=) ̄より







PS. 青々と空へ伸びていくタケノコか?いやきっと見つかって食べられちゃうタケノコかも…(笑)

うさこさんへ

  1. 2013/04/28(日) 11:28:37 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
うさこ ̄(=∵=) ̄さん、こんばんは~vv
おお、うさこさんのコメント意欲を刺激するようなSSが書けて、嬉しいです!(*´∀`*)

> すごくなんていうのかな格好いいピダムですね(笑)

おおう(爆) 私がピダムから受けた印象をそのまま書いてみたのですが…カッコよくてよかったですw(個人的に、特に女王時代のピダムは滅多に見られないほど凄くてカッコいいキャラクターだと思うので…!)

> 二人は愛しあってるのに核心的部分が大きくずれているというか思い違いか、もしかしたら過信なのかもしれないけど…それがドラマのラストへ繋がるのかもしれないですね…

ここら辺の解釈は人それぞれだと思うんですが、私の中では、この二人の一番の特徴は「『主従』としてお互いの決断と才覚に惹かれ合い、その状態で十何年間を過ごした」と言うところだと思うんです。その上、ピダムは一度は薬草の代わりにトンマンを売り飛ばしていますし、トンマンも一度はピダムを火炙りにしかけていて…要するに、まあこんな始まり方をするカップルって、普通じゃないじゃないですかw
そう言う諸々を経て、トンマンは一大決心をしてピダムと結ばれましたが、ピダムはそう言う流れの中で一貫してトンマンを愛している……と言うことは、ピダムにとっては、トンマンを愛すると言うことは普通の人間が考えている『愛』とはかなり違う形をしていたのではないかと思いまして。その上、ピダムにとっての家族とは、ミシルやムンノがそうしたように「譲れない一線を越えてしまった時や、そうしなければ公人として前に進めないなら、相手や自分を殺すことも愛情のうち」と言う、非常に殺伐としたものでもあるわけです。そしてトンマンも、主としては、ある意味とても殺伐とした愛情を示す人でした。
だから、ピダムのトンマンへの愛情を考える時は、ピダムのそう言った特殊さを忘れてはいけないのかもなーと、このSSを書きながら感じましたv

なので、ドラマの最後は、どちらかが悪かったり、何かが狂ってしまってそうなったと言うより、トンマンとピダムの最後としては、あるべき道を辿ってしまっただけなんじゃないかなーと思う今日この頃ですw
そして、

> 彼は家族というものを知らなかった。

と言うより、ピダムはピダムなりに、彼の家族(トンマン)を護ったのだと私は思っています。ただ、その護り方が非常に殺伐としているだけで(笑)(そもそも、ピダムがトンマンを信じて推火郡で待ち続けるなんて、あの性格から言っても、男としても、絶対に不可能……と言うか、そんな他力本願な男がトンマンの夫だなんて嫌ですw←コラ)

> そしてうさこは緋翠さんのSSがとても好きなので拝読できてすごく嬉しいです。

ありがとうございます…!!うさこさんを冷たい土の中からぽっと引っ張り出せて、嬉しいですv(*´∀`*)v

> PS. 青々と空へ伸びていくタケノコか?いやきっと見つかって食べられちゃうタケノコかも…(笑)

鶏肉を抱えた男が、虎視眈々と狙ってるみた(以下略)


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