善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

RhododendRon別荘

.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --.--.--(--) _--:--:--
  2. スポンサー広告
  3. [ edit ]

マニアな司量部令の仕事ぶりと、軍権の行方。@ピダム、ウォリャ

※本日二本目の記事です。

大伽耶最後の太子・ウォルガンの嫡子ウォリャ。
反政府組織であり、秘密結社『復耶会』の首長。伽耶の遺民を束ね、「王子様」と敬われる身分。ちなみに管理人的には、善徳女王出演者第一のイケメン(笑)

その、ウォリャ。
彼はなんつーか、シニカルだ。
これは役者さんの持ち味かもしれないけど、若いのに枯れていて、皮肉っぽさが瞳に宿っている。
チュンチュもシニカルだけど、チュンチュはウォリャとは対照的に、心の中では野心ギラギラ。もう身体の中は常に燃え上がっているのに、運動不足と生活態度の悪さで低体温なだけ(笑)

おまけにこの二人は、呼び名も似ている。
片や「王子様」、片や「公子様」。
さらに「王の息子」ではなく、「王の孫」であり、「王になれなかった父」を持つところまでそっくり。
ユシンがウォリャの光であり、恋人なら(笑)、チュンチュはライバルと言って遜色ない。だいぶ立場は違うけど。

じゃあ何が違うかと考えると。
違うのは、それぞれが口にしている野心を実現させる気があるかどうか、この一点に尽きる。

チュンチュは初登場時から、「王になる」と宣言している。
直接的な言葉ではそうとは言ってないけど、トンマンに対して「私と同じ生き方をしてきたあなたなら、私の考えがわかるはず」と言わせることで、暗にトンマンと野望、つまり目標は同じだと視聴者に見せている。事実、チュンチュは切れる頭と自身の年齢をフル活用して、王座を貪る。

対してウォリャは、『復耶会』の長。つまり「伽耶を復興する為の組織」の長だと自分で名乗っている。
だからこそ、度々ウォリャはユシンにプレッシャーをかける。「公主を口説け、公主の夫となり、副君になるんだ」と。
しかしユシンはいつもそれを突っぱねる。伽耶の者が王になれば新羅は真っ二つになり、他国に飲み込まれてしまう。かつて、小さく分かれていた伽耶が消えてしまったように。

ウォリャは、その哀しい現実をわかっているんだと思う。
だから彼はシニカルで、いつもどこか哀しい。
自分で『復耶会』の長と名乗っておきながら、その名前が虚構であることを知っているから。

勿論、プライドはある。
新羅の配下になりたくはない、あくまで自分達は対等な同盟者でいたい、と言うプライドは。

「勝てない戦だとわかっている。ただ、負けたくはない」

それが、ウォリャの望みだったんじゃなかろーか。
ソルチが伽耶の復興、再興を心から信じているのに対し、ウォリャはただひたすら白黒ハッキリとはさせずに、目に見えぬ存在として新羅に巣食うことが目標だったんじゃなかろうか。
決して口には出せないけど、もらうモンだけもらいたい、でも深入りする気なんかさらさらない、がっぷり四つに組んでやりあうなんて冗談じゃない。…それが『復耶会』が、ウォリャが、かろうじて「王国」としてのプライドを持ちつつ生き長らえる唯一の道だったんじゃなかろうか。

だから司量部が本気で白黒つけようとした時、ウォリャは逃げた。ユシンも同じ感覚で逃がした。
危うい立場になったら、相手が勝ちそうになったら、無効試合を狙う。それが『復耶会』だから。

ピダムは『復耶会』のそーゆー「性」を見抜いて罠を仕掛けた。
新羅を、ひいてはトンマンを、超上から目線で見下し続ける不埒者を舞台に引っ張り上げ、叩きのめそうとした。

……ピダムがあまりにバカっぽく「これでユシンとはオサラバ! トンマンは俺のモノ!」と盛り上がってる為になんかガックリくるけど、実はピダムはイイ仕事をしている。
だって、『復耶会』残す必要ないし。
トンマンには他にちゃんと兵がいるし。
王が反政府組織を養ってるとか、病人が病院行かずにいるようなものだし。

……ただ、司量部令ピダムは、一つだけ間違えた。


****

ピダムが間違えたこと。
それは、「王の師匠兼元上司兼元恋人?」を陥れて、腹黒王トンマンの怒りを買ったことではない。
「唯一無二のカリスマを持った将軍」、つまりは新羅の兵の象徴を陥れて彼から軍権を奪っておきながら、それをポーンと放ってしまったことだ。


キム・ユシン。
彼はピダムにとっては憎い恋敵(※ピダムの妄想上では)だ。
そしてピダムを推す者にとっては、最大の政敵でもある。
何せ、大将軍兼兵部令のソヒョンパパと二人で兵部を牛耳っている。名実共に兵部を手にしている彼らは軍権を握っており、もし彼らが「我らはユシン軍!」とかほざくアホで命知らずな兵を引き連れ、後先顧みずにクーデターなんぞ起こした日には、和白会議なんて意味なし、徐羅伐は火の海となり、私兵が傍にいない貴族達は真っ先に殺されてしまう。
軍権と言うものは、それぐらい恐ろしい。

んで。
(動機はどうであれ)司量部令は、その、王権をも脅かす少々やりすぎな親子の力を殺ごうとした。
実質的に軍権を握る新羅軍のカリスマ将軍ユシンの不正を暴き、彼から軍権を取り上げた。ソヒョンパパはへなちょこだから、どーにでも出来ると踏んだ上で。
そして奪った軍権を、女王に一途で、「新羅にあるのは陛下の軍だけ!」な自分が握ろうとした。……なら、良かった。

ピダムの痛恨のミスは、ここで「軍権を自らのものにしようとしなかったこと」だ。

私生活(?)における問題はともかく、常勝将軍であるユシンから軍権を奪っておきながら、ピダムはそれを手にしなかった。自ら持とうと言う選択肢すら、なかった。
さらに、身近にいる人を冷静に鑑定出来ない妄想過多な彼は、よりにもよってその軍権を、死に場所探して早十年、決め台詞は「璽主、会いたいです」なソルォンに渡してしまった。…いやピダム、ソルォンは不味いってソルォンは! もうカリスマ美中年ソルォン将軍は十年前にミシルと一緒に死んでるから! そこにいるのは彼の亡霊だから! (※管理人はソルォンさんも好きです)

せっかく奪った軍権を使って出陣するなら、ユシンを陥れたピダム自身が将軍となって、似合わない鎧を着て(笑)、兵を率いるべきだった。
ピダムには、それだけのカリスマと能力があった。

ピダムは決して戦オンチではない。
経験不足な分、ユシンより劣る部分もあるだろうけど、思いつきで始めた反乱(しかも初陣)で徐羅伐を真っ二つにするくらいの潜在能力はある。つまりズバ抜けた武術家で策士で、貴族達に有無を言わせぬ力を持つ、ユシンとは種類の違うカリスマなのだ。
その気になって場数を踏めば、三韓一統も出来たかもしれない。
ピダムはそう言うレベルの武将だと、ドラマでは描かれている。
確かにピダムはよく知らない他人になればなるほどその心理も弱点も冷静に読むから、まさに戦場こそがピダムの才能には相応しい場だと言う気もする。

ただ、ピダムが馬を駆り、兵を率いてあっちこっちの戦場に行くには、一つだけ条件があった。
とてつもなくクリアするのに大変な、とんでもない制約が。
それが、

「 女 王 親 征 」

だったりする。

この間書いた通り、管理人的にはピダムは愛すべき「ダメ男」だ。
こんだけ才能に溢れていて、イケメンで、八頭身で、実は王子様で、浮気の心配もないのに、彼は「ダメ男」なのだ。
何故なら彼は、

「トンマンマニア(オタクでも可)」

だから。

ピダム「なんで出陣しないかだって? ハア? だって戦場って(トンマンから)遠いだろ。(トンマンに)会いたくても、会えなくなるんだろ。それに、もし俺がいない間にどっかの馬鹿が俺の不在をこれ幸いとトンマンに襲いかかったらどうするんだ。(※アルチョンがいます。) 第一、トンマンがまた困って「ピダム!」って呼んだ時、駆けつけられないじゃないか。(←聞こえはするらしい。) ……って言うか、なんで俺が大耶城なんか守りに行かなきゃならないの? 他に将軍山ほどいるんだよ? そいつらで十分じゃない? え? 敵が徐羅伐まで来たらどうするんだって? ああ大丈夫、その時の対策は講じてあるから。司量部令に抜かりはないから」

……この状態を打破するには、トンマンに一肌脱いで頂くしかありません。
ピダムがやる気を起こすよう、トンマン自身が軍を率いて出征し、それにピダムを伴う。そうすれば負けるわけにはいかないから、ピダムも頑張る。
が、しかし。

アルチョン「この無礼者っっ!!! 陛下の御手を煩わせぬのが将軍たる者の務めだろーがっ!! 陛下を矢弾にさらす気かっっ!?」

とゆーわけで、却下。

結果、軍権の運用を間違えたピダムは、「一端手をつけたなら最後まで責任持ちなさい! 軍権は玩具じゃないの!!」とトンマンに雷を落とされ、せっかく頑張って取り上げた軍権はユシンに、潰せそうだった復耶会はチュンチュに与えられてしまうのでした。
おまけに罰としてチュンチュの部下にさせられてしまい、散々なピダムでしたが、ピダムがただのトンマンマニアであることを再確認したトンマンは(え)、「私が傍にいてあげるんだから、ちゃんと仕事しなさいよ」と結婚してあげます。
ところがトンマンマニアのピダムはトンマンが傍にいると言うだけで有頂天。当然仕事に身は入らず、挙げ句の果てにはトンマンから「傍にいればいたで駄目なんだから! もう結婚は無期延期よ! 形見はあげるから、大人しく田舎に引っ込んで待ってなさい。頼りないんだから!」と怒られ、大ショック! しかも無期延期どころか実は結婚を破棄する気だと情報屋から聞かされたピダムは、しくしく泣きながらも決意するのでした。
「トンマンと結婚したい。って言うか結婚出来ないなら世界なんかどうなったっていい。(!?) そうだ、トンマンが嫌だって言うなら、王様になって命令すればいい。そうしたらトンマンも逆らえない。よし、見てろよ、絶対手に入れてやるからな!」
こーしてトンマンマニア・ピダムによる反乱が勃発するのでした。


……つい悪ノリしました。すみません!(汗)
関連記事
スポンサーサイト
  1. 2010.08.07(土) _18:06:25
  2. キャラ語り
  3.  コメント:2
  4. [ edit ]

<<連載 蕾の開く頃14 | BLOG TOP | 8月5日と6日に頂いたコメントへの返信>>

comment

了解ですっ

  1. 2012/08/18(土) 12:26:02 
  2. URL 
  3. Puff 
  4. [ 編集 ] 
こんにちはPuffです~

良くわかっちゃいました~

何だか善徳が5倍くらい楽しめますっ
( ̄∀ ̄)

Puff様へ

  1. 2012/08/19(日) 17:24:53 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
Puff様、こんにちはーv

懐かしい記事にコメントをありがとうございます(笑)
この記事は、これでまたドラマを新たな形で…と言うより、アホな形で楽しんで頂ければ本望なので、嬉しいですw


 管理者にだけ表示を許可する
 




PAGE
TOP

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。