善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

RhododendRon別荘

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風にのせて@攸姫様

攸姫様からSSを頂きましたー!!!ひゃっほう!!(落ち着けw)
独り占めするにはあまりに性格の良い管理人(←は?)、これを皆様にお見せせずしてバレンタインが迎えられるか!!……と言うわけで、攸姫様の許可を頂き、無事お披露目となりましたv

<管理人・緋翠からの注意書き>
このお話は、管理人の妄想仲間となって下さった(ちょ)攸姫様が、『夢路を辿って』『夢路の涯』をご覧になった後に書いて下さったものです。
タイトルの「風になって」は管理人が勝手につけたタイトルです(すみません…!!)
とにかく素敵なので↓の注意書きにあることは全く気にならないと思われますが、攸姫様の生のお声をお届けすべく、転載致します!

<攸姫様からの注意>(文章そのままです)
誤字脱字あり。携帯で書いています。登場人物の口調がおかしいです。トンマンには姉上、ピダムにはムンノが登場することと過去の自分に出会うことは同じですので省略します。風になるのも同じです。二次小説を書いたことがないので、文章ではなく箇条書きです。緋翠様の妄想力を存分に発揮する事必須です!!!!
最後に読まない事をオススメします。


最後の一文は見なかったことにして下さい!「見るべし!見るべし!!」です!!


* *


場面は変わって、トンマンは幼少時代に過ごした宿屋に居た。数歩程先にソファが微笑んで待っていた。
「母さん」
トンマンは駆けて抱きつくと、ソファは優しく抱きしめてくれた。
「トンマン、最後まで守ってあげられなくてごめんなさい」
「そんなことない!謝らなければいけないのは私の方だ!母さんが昔、どんなに苦労して私を守ってくれていたか、わからなかったんだ。何に脅えていたかも……それなのに…私は、私は…」
ソファが幼子をあやす様トンマンを撫でた。
「謝らないで、トンマン。私はいつもあなたに救われていたの。あなたの明るさにどれ程助けられたことか。トンマン、あなたは私の光そのものだった。」
「母さん…」

「あの方の所に行くのね。」
ソファが尋ねると、トンマンは不意に目を反らし答えた。
「はい。」
ソファは温かい眼差しでトンマンを見つめ言う。
「あなたとピダムは不思議な縁で結ばれているのね。ピダムにはトンマンが必要で、トンマンにはピダムが必要。ムンノ公の考えは強ち間違えではなかったのかもしれません。」

ソファは真剣な面持ちで、諭す様に言った。
「いい?トンマン、絶対に手を離しては駄目よ。今度こそは、何があっても手をしっかりと握っていなさい。絶対に離しては駄目。」
「はい、母さん。今度は絶対に手を離さない。何があっても、絶対に、絶対に。」トンマンは力強く頷いた。

徐々にソファの姿が薄くなる。ソファはもう一度トンマンを抱きしめ言う。
「トンマン、あなたに出会い、短い間だったけれども母として過ごせて幸せだった。ありがとう。」
「母さん、行かないで」
トンマンは涙ぐみながら母に言った。
ソファはトンマンの顔を両手で包み言う。
「トンマン、泣かないで私はトンマンの笑顔が好きなの。笑って、トンマン。でないと安心できないわ。笑って」
トンマンは涙を拭い笑顔で返事をした。
「はい、母さん。」
ソファは満足そうに笑みを浮かべて消えた。


+*+*+*+


場面は変わって、ピダムはかつてミシルと散歩した場所に佇んでいた。
後ろから声がした。
「久しぶりですね。」
慌てて振り向けば、ミシルが特有の笑みを浮かべて立っていた。一歩一歩近づいてくるミシルにピダムは震え上がり剣を取ろうとした。しかし手が震え上手く剣が抜けない。ミシルが目の前にやって来てピダムの剣を抜こうとする手てを押さえ、抱き締めた。ピダムは驚き硬直する。
「よく、頑張りました。」
ピダムはミシルの労いの言葉と抱擁に方眉を上げたが、大人しく抱き締められていた。ピダムには見えなかったがミシルは慈愛に満ちた表情をしていた。

抱擁を解き、ポツリとミシルが話し始めた。
「けれど、申したではありませんか、愛は…
「愛は捧げるものです。」
ピダムはミシルの言葉を力強く遮った。

ミシルは満足そうに笑い、ピダムの頬に手を寄せ言った。 「ヒョンジョン、やはりおまえは私によく似ている。」
ミシルはピダムの乱れた髪を撫で付けてやり特有の笑みを浮かべて言う。
「それならば全てを捧げなさい。やると決めたら、徹底的に。非情な程に…」

ミシルはピダムの手に失ったはす指輪を握らせた。
「さあ、公主様の所にお行きなさい。」
「母…上…」
ピダムは動けなかった。
「ヒョンジョン、おまえは二度も母に捨てられたいのですか?」
ピダムは首を振った。
「早くお行きなさい、ピダム」
ピダムは向きを変えて駆け出した。その後ろ姿を、姿が薄くなりだしたミシルは母の顔をして見送った。



また場所は変わり城壁の前にピダムは立っていた。容易に侵入出来そうだったが、ピダムは止めた。指輪を指にはめその指輪を見つめ思う。
『今度こそは、待つと決めたから。信じているから。トンマン、おまえが来るまでずっと待っている』



トンマンは城下町の市場にいた。指輪を見つめてトンマンは思う。
『ピダムは此処にいるのか?あいつ寂しがりやだから早く見つけてやらないと……いや、違う、私がピダムに会いたいんだ』
トンマンは声を振り絞って叫んだ。
「ピダムー」
「ピダムー」
「どこだー、わたしは此処にいるー」
「ピダムー」



城壁に寄りかかり、腰を下ろしていたピダムは顔を上げた。
『トンマンが呼んでる。早く行かないと』
ピダムは走りながら叫んだ。
「トンマーン」


そして二人はお互いを見付けた。
「トンマン」
「ピダム」
しばらくお互いを抱き締めていた。トンマンが先に口を開いた。
「ピダム、ごめん。一人で寂しかっただろ?」
ピダムは首を振って言った。
「いいや、信じてだから。トンマンは来るって信じてたから!」

「そうだ、トンマン、花は好き?」
ピダムは握っていた野花をいつかの様に突き出した。トンマンは嬉しそうに笑い答えた。
「うん、好きだ。これからもずっと。」
嬉しそうなトンマンを見てピダムは顔が綻ぶ。
「ピダム、どれ程強く握っていたんだ?これでは花がかわいそうだ。」
「ごめん、トンマン。今度は優しく沢山の花を摘んでくるよ。」
「約束だ」
トンマンは微笑んだ。
「花だけじゃない、トンマンの望むことならなんだってするさ!なんだって!」「本当に?」
トンマンが茶化す様に問う。
「本当だよ。」
「なら、」
トンマンがピダムの手を取り続ける。
「いつも私の傍にいて欲しい。片時も離れず、ずっと、ずっと…」
ピダムはそんなことを言われるとは思わず、方眉を上げ目を見開いたが、すぐに照れ隠しに鼻を人差し指の背てツンと触れ、言う。
「そんなの御安い御用だ、約束する。でも、トンマンの望みってそんなことなのか?」
「うん」
トンマンは力強く頷いた。そして二人は手を繋ぎ歩き始めた。

「そうだ、ピダム、私は行ってみたい土地が沢山あるんだ。昔、英雄達の話をしただろ?彼らがかつて生きていた土地を訪ねたいんだ。ピダム、いい?」
「勿論。何処から行く?」「そうだなぁ~、先ずはあそこからだ。」
ピダムから貰った野花を握った手て光っている方向を指した。
「行こう、ピダム」
「うん、行こう、トンマン」
二人は駆け出した。幸せそうな表情と共に。


二人が駆け出すと市場に風が駆け抜けていった。


+*+*+*+


月日は流れた。チュンチュは黄金で飾られたいかにも王族らしい小物入れから、赤と黒の糸て結った紐で結わえた一対の指輪を大事そうに取り出し、手のひらに置き見つめていた。

「陛下、即位の儀の準備が整いました。」

チュンチュは返事をして外に出て、臣下と共に歩いていた。
『今日、私は王位に就きます。叔母上、叔父上、あなた方は今、幸せですか?』チュンチュがそう尋ねた時、背後から前方の空へ向かって風が舞い、チュンチュの衣装を揺らした。思わず立ち止まり、風が吹き抜けた方の空を見つめていると、アルチョンに声をかけられた。
「陛下、どうなさいました?お加減でも…
「いいや、なんでもない。気にするな。」
チュンチュは笑みを浮かべてまた歩き始めた。




* * * *

攸姫様、ありがとうございましたーvv良かったら、ぜひぜひまた二次創作をなさって下さい…!(←図々しい過ぎる管理人)

皆様、もしご感想を書いて頂けるなら、攸姫様にも見えるように、秘密コメントにせず、↓のコメント欄にてお願い致します。よろしくお願いしますー!
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  1. 2011.02.05(土) _13:28:29
  2. 宝物蔵(頂き物保管庫)
  3.  コメント:3
  4. [ edit ]

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comment

攸姫様へ

  1. 2011/02/05(土) 19:37:51 
  2. URL 
  3. 椿 
  4. [ 編集 ] 
この場をお借りしてコメントさせて頂きます!

素敵すぎるエンディングですっ……!
指輪はずっと気になってました。二人の死後、チュンチュが持っててくれたらいいのになぁ…と、思っていたところへ妄想が形となったお話がっ!
読み終わったあとの満足感もさることながら、暖かい気持ちになれる素敵なお話でした!

私も携帯から二次小説を(←小説と呼ぶにはおこがましいですが…)先日ブログに更新したばかりです。緋翠様と同じく、私も攸姫様の他のお話も読んでみたいなぁーと、思っております。ご負担になられないようでしたら、是非また書いて頂きたいです!!

トンマンとピダムが心を重ね、尚且つ二人を思うチュンチュを見れて幸せです!素敵な妄想をありがとうございます!

もう絶対手は離さないぞっ!て二人が可愛かったですー!

攸姫様・緋翠様へ

  1. 2011/02/05(土) 19:53:45 
  2. URL 
  3. 椿 
  4. [ 編集 ] 
攸姫様、先程は挨拶もせずコメントしてしまいました!失礼しました!!

攸姫様初めまして、ウッカリ者の椿と申します。
読み終わった後あまりに興奮していたため、先程は挨拶もせずコメントしてしまいました!

緋翠様、こんなウッカリ者にコメント欄を貸して頂きありがとうございますー!
善徳女王二次創作の輪が広がっていけたら幸せですね~!

椿様と攸姫様へ

  1. 2011/02/06(日) 12:51:56 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
椿様からコメント頂けて嬉しいですー!(自分が書いたんじゃないのに図々しくも…!)

どうか攸姫様がここをご覧になっていらっしゃいますように。
そしてもしご覧になっていたら、この記事は攸姫様のものですので、コメント欄をご自由にお使い下さいますように!

一年前は善徳女王の二次創作を一つも見つけられなかったことを思うと、今は本当に幸せですv


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