善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

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彼が「反逆者」であり続ける意味。@トンマン×ピダム

最終回を迎えてから暫く経ちましたが、相変わらず最終回関連の更新が多い気がする今日この頃。

トンマン→『SS 夢路の涯』
ピダム→『SS 夢路を辿って』
ユシン→『SS 枯野の花』
チュンチュ→『SS それでも、大切だった』
アルチョン→『SS 火鬼の孤悲』『SS 侍衛府令の誓い』

SSだけでもこれだけの本数を書きましたが、まだまだ書くことがあるようです。恐ろしいですねー(笑)

と言うわけで(?)、まだまだ書くぜ!と最終回のトン&ピ話をしようかと思います。具体的には↓のシーンです。

最終回1
最終回2
最終回3

あ、いやその、ピダム無双のシーンなんですが、トンマンファンなもので…。
りばさんのブログでは、このシーンのトンマンについて↓とコメントしたりもしました。

ピダムが死ぬシーンのトンマンって、ベースはピダムの残酷な死を思って胸を痛めつつも、「王でいなければ」と言う気力で仁王立ちをし続けている…んだけども、矢鴨ならぬ矢ピダムが迫ってくるにつれて徐々に我を失い始めて視線が前に固定され、ピダムが「私のトンマン」って呟いた瞬間に「今、何か…?」と思考が動き、ピダムが倒れることによって前に固定されていた視線が動くと同時に我に返って、「駄目だ、王でいなければ」とピダムから視線を逸らしたのかな… と。
私は、ピダムが死ぬ瞬間までトンマンが彼をガン見してたら、一緒に死んじゃいそうな気がしたんです。だからトンマンはピダムが死んだ瞬間って実は見れてなくて、アルチョン達が跪いたことでピダムが死んだってわかったのかなあと。


まあこんな風にトンマン贔屓な管理人ではありますが、今日はピダムの心理に思いを馳せます。
ズバリ、

何故ピダムは、ユシンの言うように投降しなかったのか。
何故、投降して、きちんと聴こえる場所で「私のトンマン」と呼ぶことを選ばなかったのか。


です。

ちなみに、私はこれには立派な理由があると考えています。
ユシンに降伏したくないからとか、ピダムが馬鹿だから、とかではなく。ピダムが反乱軍の指揮を放棄してもピダム個人としては投降しなかったことには、とても大事な意味が込められていると思うんです。


* *


そもそも、反逆者の定義とは何かと言うと。
それは、

「王を王と認めぬこと」

ではないでしょうか。
認められないから、反乱を起こす。反乱を起こして、王を玉座から引き摺り落とそうとする。

この時、「その後は自分が王になる(実権を握る)」と言う動機があればその人は政治家だし、身の危険から逃れる為ならそれは「生存」と言う本能であって、人間として当然の反応です。

でも、ピダムはそのどちらでもない。
ピダムの目的は、トンマンを人に戻すこと。玉座から解放し、その肩にある重荷を退かして、一人の女にすること。
その為に反逆者となり、王座を奪おうとした。
トンマンの心を救う為に。

だから、ピダムは投降しない。
その一念の為に、最期まで反逆者であることをやめない。

投降した瞬間に、ピダムは「私は間違っていた」と認めることになってしまうから。一時でもトンマンを王として扱い、その王に降ることになるから。
そうしたら、ピダムはもう「私のトンマン」とは呼べなくなる。
例え呼べたとしても、それはトンマンの心には届かない。ピダムの心が一時でも恋慕から離れて生死を考えたとわかった瞬間に、トンマンの心には愛しさより虚しさが満ちてしまう。それが王と言う生き物だと、トンマンもピダムも知っている。
だからこそ、ピダムは生死など構わずに、反逆者であることを貫き通した。


反逆者の定義は、何か。

「王を王と認めぬこと」
「トンマンを王と認めぬこと」
「トンマンを一人の人間として認めること」

だから、ピダムは反逆者であり続けなければならない。
トンマンの最後の望み――王ではなく、ただの人として生きると言う望みを叶えるには、それしかない。

生きるか死ぬか、そんなことは小さなこと。
やっとヨムジョン、ミセンの言葉に耳を貸すことの出来たピダムの得た真実は、「彼が貫きたいのは愛だ」と言うことだ。

なら、もう揺らいではいけない。
王としてのトンマンを全て否定して廃位させることは自分の意志ではないとヨムジョンを殺したなら、残された道は一つだけ。
独り、真っ向から、正面から、「トンマンは王ではない」と否定し続ける。
ピダムに残された道は、それだけ。それだけしか、もう彼の愛が本物だったと、彼が反乱を起こしたのは愛ゆえだと伝える術はない。

だから、あそこでピダムは投降しないし、絶対に後ろに下がらない。
ひたすらに前へ、トンマンへと、刃を手にしたまま進み続ける。

刃を下ろし、剣を離した瞬間に、ピダムは再び愛を失うことになるから。
愛を失ったピダムは、何も手に出来ないまま……トンマンの魂を絶望へと突き落としたまま死ななければならないから。
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  1. 2011.02.11(金) _18:08:49
  2. キャラ語り
  3.  コメント:2
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comment

はじめまして!

  1. 2011/02/15(火) 13:27:46 
  2. URL 
  3. あつ 
  4. [ 編集 ] 
初めまして!あつと申します。

善徳女王の大ファンで、ピダム&アルチョン&トンマンが特に好きです。というより、このドラマそのものが大好きで、熱く語りたいと思っていたところ、緋翠さんのブログに出会いました。爆笑するところも多いですが、「彼が『反逆者』であり続ける意味@トンマン×ピダム」の考察は、私の言葉にできなかった思いをそのまま文章にしていただいた気分で感動しました。

ピダムの目的は、「トンマンを人に戻すこと」「一人の女にすること」

全くその通りだと思います。

また改めてこのドラマを見返して(長いけど…)自分なりの考察を深めていきたいと思います。

ちなみにワタクシ、ミセンも好きです。意外と何でもよく見ていて、姉ほどではないにしても、洞察力も優れているのではないかと思ってます。

ではでは。また遊びに来させてください!

あつ様へ

  1. 2011/02/15(火) 23:47:37 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
あつ様、はじめましてーv管理人の緋翠と申します!

おおおおお善徳女王について熱く語りたいと…!!大歓迎です!!!(落ち着け) SSを書くのも大好きですが、秘かにキャラ語りにも力を入れているので(笑)、読んで頂けてとても嬉しいです。

最終回は去年の春にkntvで見て以来、泣くのが怖くて見られずにいたのを、BS版に合わせてもう一度見て、あれこれドラマへの解釈が纏まったり、変わったり、さらに悩んだりしまして。
トン&ピファンとして(笑)、ピダムが降伏しなかった理由や、降伏しないと言うことが何を象徴するのか……なかなか私にはわかりませんでしたが、脚本家さん達のレベルの高さを信じて考えた結果、これが最もしっくり来る、と言う答えに辿り着けました。

> ピダムの目的は、「トンマンを人に戻すこと」「一人の女にすること」
これに尽きますよね!
あつ様の考察もぜひぜひ伺いたいです。まだまだ善徳女王に飢えているので!(笑)

ミセン、私も好きですー!トンマンとアルチョンとチュンチュの次くらいに(笑) ミシルは元が武人と言うか、敵陣に突撃していく面が強い一方で、本当に頭脳と処世術と諸々の技能で生き残っていくところが軍師らしくていいですよね。ドラマの中では一杯食わされることも多かった気がしますが、私も洞察力の優れている策士に一票です!

ぜひぜひまた遊びにいらして下さいーvv考察コメントも大歓迎です!


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