善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

RhododendRon別荘

.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --.--.--(--) _--:--:--
  2. スポンサー広告
  3. [ edit ]

緋翠的善徳女王ふしぎ発見。

改めてドラマを見て、段々自分が色んな人の視点でドラマを見れるようになってることに気付きましたー。んでもって、以前とは見方が変わった部分もチラホラとあったり…。
と言うわけで、その辺をメモメモ。


* *


●ミシルの刷り込み教育恐怖(被害者:真平王、チョンミョン)
ペクチョンチョンミョン子役
ドラマの視聴者はミシルの言動を全部知ってますけど、真興王崩御の時の惨殺現場と、ミシルがこっそり囁いてくる言葉って、ドラマ世界で言うと、実は当事者しか知らないんですよね。
周囲の人間に話したところで、証拠がない以上、下手したら精神錯乱にされかねない。しかも、近い身内は次々に不審死を遂げている。…子供の頃からそう言う環境で生活するって、どんだけストレスフルな人生なんだ……と、改めて思いました。真平王とチョンミョンは、一見恵まれているようだけども、精神的には孤独と言うか。マヤ夫人もいるけど、お互いに分かち合えているのかがちょっぴし定かじゃないなーと言うか、真平王ってその辺のことマヤ夫人には黙ってそうですよね。


●ムンノの巫女体質(第一&二話)
ムンノ花郎
ムンノが浚われたマヤを追いかける理由って、「誘拐だめ!」とか「王子様の正妃になんてことを!」じゃないんだ…と、やっとはっきり認識しました(遅)
ムンノがマヤを助けたのは、お告げ(夢)があり、胸騒ぎがすると思っていたら、お告げの通りの鳳凰がマヤの裳に刺繍されており、状況もお告げのそれに近かったからだったんですねー。ソルォンの悪巧みとか、そーゆーのを警戒しているわけじゃない。真智王廃位は黙認しているわけですし。
ムンノを世俗の権力闘争で考えると、ワケわからん人になりますが、お告げに従って生きている人だと思えば、納得出来る部分も多々あり…。また、そんなムンノがピダムを育てていく中で世俗の汚泥に塗れ、ある意味純潔を失っていくのがこのドラマの面白いところです。ムンノはピダムを育てながら、自分も世間のことを学んでいき、でもやっぱり相手の志を理解しきれずに、最期は世俗の汚泥の象徴ヨムジョンに殺される。因果な話です。


●赤ちゃんピダムの本当の拾い主
ピダム赤子トンマン赤子
……と考えると、実は、ピダムを拾ったのって、ムンノじゃなくて、ムンノの義父コチルブさんなんじゃないかなあと言う気がふつふつとしてきております。
ムンノは巫女体質で、正義漢でもなければ、赤子を憐れむ性格でもない。赤ちゃんトン&ピとのシーンでも、ピダムを抱き上げたりとか、そーゆーのはしていませんでした。明らかに赤ちゃんを育てることになんか関わったことのないパパとゆーか。
それに対してコチルブさんは妥協せず正道を求め、我が身を顧みずミシルを糾弾した結果、毒殺された(っぽい)。彼はマヤを匿えるほどの大物で、ミシルも遠慮していた。…権力、性格、そのどちらを見ても、コチルブさんなら捨てられた王子を拾うだろうと想像がつきます。損得勘定がわかるのに、しない人だから。
んで、まだお乳が必要な赤ちゃん王子を、コチルブさんは娘に預けたんじゃないかなあ。娘の夫はムンノ、まだ若い二人は絶賛子作り中(てか、赤ちゃんがいる?)で、赤ちゃん王子の世話を任せられる。本来なら母親が王子を育てるものだけど、もし乳母が必要なら、それは貴族の娘が務めるものだから、慣例から言っても問題ない。コチルブさんはマヤを匿わなきゃならんしね。
んでもって、半年間、ムンノ夫妻は王子をピダムと呼び、大切に育てた……と言うか、基本的に育てたのはムンノの奥さんユングンだろーと想像がつきます。赤ちゃんだし。(名付け親はムンノでもいいけど、コチルブさんでも良いような。お寺出入りしてるし、「王の子」だとそこに込めた気がする)
そして半年後、マヤが出産。コチルブ死亡。開陽星が二つに割れると言う、お告げもあった。マヤを助けた時と同じく、直感的にムンノは王を助けに行き、ソルォンをだまくらかした後、邸に戻ってピダムを抱えて山へ行き、ピダムを山小屋に置いておいて、ソファを助けに行く…って、時間的に無理は感じますがw、大体そんな感じで妄想しております。


●トンマン&チュンチュはコロンブス。
トンマン副君囁き
善徳女王で個人の能力を数値化したら、一番能力値が高いのは、ミシル&ピダム母子だと思うんですよ。トンマンやチュンチュは自衛能力…つまり個人の武力はないに等しいし、軍事も苦手。一部勝ってるけど、総合的に見ると明らかに劣っている。
じゃあ、トンマンとチュンチュの何が凄いのかと言うと、それは、二人が「コロンブスの卵」を実践した人物だ、と言う点にあるんじゃないでしょーか。
ミシルには「権力を手にする」と言う野心があったわけですが、彼女はその目的を達成する為の方法をあくまで既存のもの――つまり、「王妃になる」と言う古典的な手段でしか考えられなかった。王妃自体はミシルの母方の叔母さんが真興王の王妃だった以上、手の届く範囲にある地位なわけですし、王妃になると言うことは、女であり貴族であるミシルにとってとても現実的な夢だった。
一方、トンマンとチュンチュは「権力を手にする」には、女であることも真骨であることも関係なく、「王」になればいいじゃないか、と言う発想があった。常識(法律)に縛られず、常識(法律)が自分の野心にそぐわないなら、常識(法律)を変えてしまおうと言う発想があった。

ミシルが万能の女傑であっても、トンマンやチュンチュと違って王者ではないと私が感じるのは、最高の権力を求めておきながら、その最高権力を正しく理解していなかったからだったりします。
「王后(王妃)=太后」は、ミシルの叔母さんもなった、ある意味とても身近なもの。ミシルに権力とは何かを教えた存在であっても、最高権力ではない。
そのことを、ミシルはトンマンとチュンチュに示されるまで気付けなかった。しかも、気付いた後それでも王妃に執着していたなら「王妃」と言う地位自体にミシルの憧れがあったと理解出来るのに、「王」に固執したことで、ミシルはあくまで「最高権力」になりたかった、でもそれが何なのかを狭い見識の中で考えていた、とわかってしまったわけです。

トンマンが幼い頃読んでいた書物には、ローマのカエサルと思しき人物が出てきています。トンマンはそのカエサルに憧れを抱いていた。暗殺されたとしても、一時代を築き上げたカエサルの素晴らしさを尊敬していた。血筋なんてものは関係なく、王になるべき人物は皆の王になれるとそこから学んだ。
同じ本を、ミシルも後に読んでいます。でもミシルがそこから取り上げたのは、魏武帝曹操が韓遂を騙すエピソードだけ。結局、ミシルは古の英雄から兵法は学んでも、曹操の志、彼が新たに作り上げた国については何も感じていなかった。
……ちょっとしたことなんですけど、これってとんでもなく大きな違いだよなーと思います。

関連記事
スポンサーサイト
  1. 2011.04.24(日) _10:50:51
  2. ドラマや本の感想
  3.  コメント:2
  4. [ edit ]

<<リレー連載『偽りが変化(か)わるとき ~砂漠編』  by saki | BLOG TOP | 4月22日と23日に頂いたコメントへの返信>>

comment

すっごい面白かったですこの記事~v

  1. 2011/04/28(木) 00:16:26 
  2. URL 
  3. りば 
  4. [ 編集 ] 
緋翠さん今晩は~。以下、感想というにはどんどんズレていってますが。

>ミシルの刷り込み恐育

私も真平さん(さん付かい)はマヤには言ってないような気がします。双子を授かった頃の、まだ初々しさに満ちた時代はそんな恐ろしい思い出を話して暗い影をなげかけたくなかったでしょうし、トンマンを逃してからは、その事や男児が次々に死んだことでマヤは悲嘆に暮れてとても話せる状態じゃなかったでしょうし。

思えばマヤ王妃も精神的におかしくなってもしょうがない状況にありながら、よく生き残ったなーというお方ですね。トンマンが即位したら寺に入っちゃいましたけど、自分がこれからのこの子に出来る事は少ない、と身をひきこそすれ、求められればいつでも応えたいという思いはあったんじゃないかなーとか。

そして夫が死に、手放した赤ん坊であるトンマンが王になることでやっと、真平王と向き合えるようになったんじゃないかなーと。トンマンの事では夫に対し許せない思いもあったでしょうし。マヤ王妃が生んだ子はトンマン以外皆夭逝、というのもありせめてその菩提を弔いたい、て寺に行っちゃったのかも。マヤの家族全員がミシルの毒を吸って果てたって感じがします・・・

>巫女ムンノ

あっそうなんですね!お告げに従って生きてる人なんですね、やっと分かりましたv(さらに遅!)あの地に足ついてない感はそこからきてたんですね~いっつもどこか遠くとか空とか見てたしwあと検索してて、花郎とも関わりのある骨窟寺という寺をたまたま知ったんですが、磨崖仏ありとかロケーションとか禅武道の本拠地とか、ムンノっぽいな~きっとここにも立ち寄ったに違いない、と決めつけております。ご存じでしたらすみませんv

>コロンブスの卵

やはり新羅の王となるからにはタマゴ(違)。ちょっと視点のズレた話しになりますが・・・

ミシルは大元神統の女として育ってきた故に、自分の「女」を最大限に生かし使うことが身上だったから、自分から「女」を切り離して考える事こそが不自然だったのではないかと。だから女の中で最高の地位「王妃」だったのではないかと。なので女というか性別を超えようとした途端、崩れていっちゃったなーと。

トンマンは逆に自分の「女」をあまり意識してなかったから性別に関係なく王になるという発想も自然にできたのかも?しかし王になった後、たとえば位を譲るべき後継者チュンチュが控えていなければ、あるいは途中で命を落としたりしていればトンマンはどうしたんでしょう。自分の「女」も政略の駆け引きに使ったでしょうか。時間稼ぎとかブラフで持ち出したりすることは仮にあっても、ミシルのように自分の女を道具に使って男を手玉に取るのは無理っぽいですね。

ミシルの得意分野であり同時に限界をつくった「色」の分野がトンマンには苦手分野で、トンマンに性別に縛られない考えに導いた大きな原因である「野育ち」が新羅の女とはかけ離れた、女を利用しない(できない?)公主を作ったような・・・うおーなんかゴチャゴチャしてきましたすみませぬーw

りば様へ

  1. 2011/04/29(金) 00:45:47 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
いや~楽しんで頂けて良かったです!まだまだドラマを見ても新発見があるんだなーと嬉しくなって、つい記事にしちゃいました。りばさん、こんばんはー。

> >ミシルの刷り込み恐育

↑漢字が正し過ぎますねww
真平さん(なんかしっくり来る…)、ホントにあれこれ内に溜め込み、抱え込んでますよねー。
マヤさんも酷い相手に嫁いだが為に(ちょ)相当酷い目に遭ってるわけですが、結婚するまではフツーの世界にいた分、まだマシかなと。あと、ドラマを見てる限り、マヤさんはわりと怒りや悲しみと言った感情を剥き出しにしてる気がするんですよ。最初の頃のトンマンと被る感じで感情表現をしてて、感情を露にしてる分、ストレス発散にもなってるんじゃないかなーと思いまして。
そうじゃなきゃやってられない環境だったわけですが、元は知的でおしとやかなお嬢様だったマヤさんですから、私も出家した後(と言うかミシルが死んだ後)、ようやく夫の悲嘆や悲哀を素直に受け入れ、心から真平さんの菩提を弔えたんだと思います。たくさん祈ることがあって、ある意味とても安らかで充実した日々を過ごせた気が…。
ミシルが世紀の悪女なだけに、真平さんなんかは「こうなればミシルもろとも……」と死んだ感じがして、もっと幸福感を味わってから死なせてあげたかったですね…。

> >巫女ムンノ

そうです、ムンノって、いっつも空と会話してますよねーww
骨窟寺って、全然違うとは思うんですが、私は少林寺を思い出しましたvお坊さんだけど武術バリバリやります!って感じが私の中では少林寺と結びついて離れませんw
すぐ傍にトンマンゆかりの祇林寺もありますし、あの辺はムンノだけじゃなく、ユシンやチュンチュも行ってそうですねー。花郎ってピクニックするものらしいですし(←何か間違った認識)

> >コロンブスの卵

タマゴから生まれるのは高貴な人の条件だそうです(違)

ミシルと「女」と言うテーマに関しては私も前に触れたよーな気がします。切っても切り離せないキーワードですよね。
「女」を切り離して考えることが不自然で、出来なかった……と言うのが、私的には王者の発想じゃないなーと思ったんですよ。あの当時、自分の力では絶対に変えられないものが「身分(生まれもっての権力)」と「性別」だったわけで、トンマンに対して凄いと思うのが、一番最悪の時(トンマンは25話の状態)に、リベンジの為にその二つを乗り越えて王になる、って考え出したところなんです。
確かにトンマンは男装していた為に「女」と言う意識がなかったかもしれませんが、それを言ったらミシルも女だてらに真興王を守っていた時代があり、璽主として一人便殿で男達を従えてもいたわけで、ある意味「女」と言う性別を超越したことをフツーにしてたわけです。それでもミシルにはそこを飛び越える、と言う思い付きがなかったところで、違うなあと。王者には「臣下を手玉に取る」のは必要ですが、「色を自在に操る」なんてのはオマケの要素ですし。

でも、トンマンに王者の素質として欠けている部分があるとすれば、王家へのこだわりが少ない分、「子孫繁栄」「後継維持」に関して無関心だってところなのは確かだと思います。(ってこれは、登場人物を絞った脚本家のミスでもありますが…。汗)
ただ、チュンチュが死んだら、チョンミョンへの義理が果たせなくなって苦しみはするでしょうが、(チュンチュに子供がいたらその子を育て)ヨンチュンと婚姻して跡継ぎを作る気がします。あるいは、真興王の子供や孫は他にもいるので、そっちをピックアップしたかもしれませんし…。(真平王も側室には子供いますし)
結婚するにせよ養子にせよ、チュンチュがいなければやるんじゃないかなーと勝手に想像してますw

私もゴチャゴチャしてワケわかんなくなってきましたww


 管理者にだけ表示を許可する
 




PAGE
TOP

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。