善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

RhododendRon別荘

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SS 湖上に揺らめく

トンマンの愛情はわかりにくい。

……とよく言われるのは、脚本の問題か、役者の問題か、演出の問題か、あるいはトンマンと言うキャラクターが特異過ぎるからなのか…と、たまに考えます。(管理人の頭の中はトンマンとチュンチュだらけ~♪)←

まず、ユシンをいつまで愛していたのか。
管理人的には、トンマンは終始一貫ユシンを同じ熱意をもって愛していたと思います。百済戦の頃も、最終回も、トンマンはユシンを愛しているからこそ、身体を張ってユシンを助ける。

ただし、その愛情はユシンにのみ注がれているわけじゃない。
アルチョンが部下に自分を斬り殺させようとした時や、アルチョンが自害しかけた時も危険を侵して助けに行ってるし、ミシルの乱の時も、ちゃんと「ユシン郎とアルチョン郎を救い出してください」とピダムに言っている。(アルチョンがまるっと無視されたのは、実際に助けに行ったのがウォルヤだからですw)
チュンチュに対してもそうで、いつもチュンチュより危険な場所にいようとしている。(復耶会に置いていった時も、ちゃんと「チュンチュを殺したらお前ら皆殺しだからな」と脅している)
チュクパン達にも出来るだけのことをして、最後の一線は越えないよう忠告をしていたし、危険だと思ったら、龍華香徒の仲間も率先して守っていた。
ピダムのことも、一番ピダムに生気がなかったミシルの死の直後は、金剛計でピダムを抱え込んだ。

ミシルの乱の時に「ユシン郎ユシン郎」と喚いたのは、やり過ぎだとずーっと思ってたんですが、子供時代と照らし合わせると、本来トンマンはやかましい子だった…と納得しました。
諸侯の館でソファの為に医者を呼ぼうとした時も、ソルチの村で「諦められっかよ!」って喚いた時も、そりゃあもうトンマンはやかましかったw 吹き替えの声は耳障りなくらいで、そこで視聴を止めそうになりましたもん(ちょ)後にも先にも、視聴を止めようか悩んだのはあの時だけ(のはず)です。
あとは、女王時代にユシンを捕らえる時と、ユシンが百済の間者だとポジョンに捕らえられた時と、(多分)ユシンがウォルヤといたことをピダムが後から報告した時に。

でもどれも、確かに腹黒トンマンにも「万策尽きた」状態だった。
何かしら策があるなら、トンマンは喚かない。有効な手を打ったと確信している時も、喚かない。
喚くのは、トンマンの策謀が及ばない、策謀を及ばせる間もない時に限定される…と、勝手に統計を取ってみましたw

続きから、54話のトンマンの話です。お返事はまた後程ーv
湖上に揺らめく


* *


 王となって以来、目蓋を閉じれば割れ鐘のようにその声が響いた。

『司令官は、常に、自らに忠誠を誓っている部下が全員生き残れるよう、最善の道を模索しなければならない。それが司令官の務めです。違いますか?』

 ――その声を上げているのは、かつてのトンマンだった。





 王とは、父であり、母なのだとトンマンは思ってきた。規律を以て民に接し、我が子のように民を愛する。それが務めだと。
 けれど、例え愛情を形にして与えても、トンマン一人では行き届かないところがある。そこを補う為に、トンマンは側近達を引き立て、出世させ、彼らに力を与えた。――トンマンの代わりに、トンマンの名の下に、トンマンの意を汲んで、目指す道を歩むべく、力を与えたのだ。

 ウォルヤが復耶会を存続させていると聞いた時、真っ先に芽生えたのは、ユシンへの憤りだった。
 トンマンはユシンとソヒョンに兵部を牛耳れるだけの権力を与え、伽耶の者達を積極的に登用した。『恩』はそれに留まらず、租税や法令にまで及び、伽耶人は多大な恩恵を受けた。伽耶を大切にしろと言うユシンの希望は、叶えられた。
 にも関わらず、ユシンは復耶会の存続を見過ごしたばかりか、あろうことか、復耶会を糾弾するトンマンをたしなめた。
 ――ならば、私はいつまでも伽耶の望むままに全てを許し、差し出さねばならないのか?
 トンマンはそれを、忠誠とは呼ばない。それは寄生だ。
 神国への忠誠を拒み、寄生し続ける者を黙認するには、これまでの九年はあまりに大きかった。九年も猶予を与えたと言うのに変化がない以上、王は復耶会を認めるわけにはいかない。ユシンが、復耶会を庇うことも。
 ……しかし、ユシンを見捨てるわけにはいかなかった。王に、神国に忠誠を誓うユシンは、失えない。ユシンが失脚したことで空いた穴は、ユシンがそこへ戻れるよう、開けておかなければならない。
 ユシンへの未練とも言うべき執着は、ユシンの資質のみに因るものではなかった。

「陛下、ユシンを徐羅伐に留め置きましょう。このままでは、あまりに陛下がおつらいでしょう」

 ――トンマンが念頭に置いているのは、風穴だらけになったトンマンの心にとろりと甘く入り込む声を持つ、ピダムだった。
 ピダムが政治的に彼女を抜き去り、追い詰め、陥落させようとしているからこそ、トンマンはユシンを手放せなかった。――ピダムがトンマンの傍を離れて軍権に手を出した時、対抗出来るのはユシンだけなのだ。トンマンとチュンチュでは武将として圧倒的に不利である以上、ユシンは手放せなかった。アルチョンは戦場を退いて久しく、ピダムと相対する大将としては弱い。
 それでも、トンマンはピダムを忌み嫌ってはいなかった。
 昔馴染みですら、トンマンの気持ちや彼女がユシンに与えてきた栄誉も富も顧みず、ただトンマンを薄情だと好き勝手に罵る中、ただトンマンを気遣うピダムの言葉と眼差しには、思わず縋りたくもなる。……もしピダムの真意がトンマンの望むものだったら、弱音を吐いていたかもしれない。
 その時、ふと気配を感じて、トンマンは鋭く命じた。

「――触るな」

 その声に、肩へ触れかけていたピダムの手が止まる。
 ――必要以上に触れることは許さないと、何度も言ったはずなのに、何故わかってくれないのか。
 ユシンはどこまでも自らの信念を貫くばかりで、ピダムはどこまでも自らの利を追求するばかり。それを承知で彼らを双璧とさせるべく力を与えてきたけれども、それにしたって、何故二人ともが『王』の胸裏を慮ってくれないのだろう。『王』たるトンマンが彼らに求めていることを、何故わかってくれないのか。
 彼らは彼らの仕事をしているだけだ、それはわかっている。難しい立場の彼らを重用したのはトンマンで、重用した以上、全ての責任を負う覚悟は出来ている。ユシンにしろピダムにしろ、そう簡単に手放すつもりも、斬り捨てるつもりもない。
 けれど、彼らは一度でも考えてくれたことがあるのだろうか。王の、トンマンの立場が如何に難しいものであるのかを。……彼らが「大丈夫だろう」と気に留めなかった一つ一つの事柄まで、トンマンは全て気にかけていることを。
 厳しい眼差しでピダムを一瞥し、トンマンは立ち上がった。

(チュンチュを正式に後継者として扱うと決めたとは言え、チュンチュはまだ力不足だ。ピダムの敵ではない。ユシンの消えた穴を守れるのは、私だけだ。ユシンの消えた穴にピダムを入れるような真似だけは……絶対に、出来ない)

 ピダム一人に権力を与えた瞬間、トンマンはピダムと戦わねばならなくなる。ミシルと戦ったように、王権を守る為にピダムを牽制し、彼を凌駕することに力を注がなければならなくなるのだ。

(ピダム、覚えているか?)

『聖君は、近しい者により厳しく接するものだ』

(お前が、私が望まぬほど大きな権力を得ようとするなら――)

 ――私は、お前に対し、誰よりも厳しく接しなければならない。
 その意味を、ピダムはわかっているのか。そうなった時、トンマンにはもはやピダムを信頼することさえ許されなくなるのだと、わかっているのか。……わかった上で、トンマンに牙を向けるのか。

『お前が俺の主人に相応しいか、見極める』

 彼女が王になると決めた頃、その力量を確かめようとしたように、今また、力をつけたピダムは確かめようとしているのだろうか。トンマンが、彼の主人に相応しい器であるか否かを。

(ならば……私は、再びお前を屈伏させるまでだ、ピダム)

 ――私の政事には、ピダムもユシンも必要なのだから。
 人が、要るのだ。トンマンの至らないところを補い、手足となって戦ってくれる臣下達が。そしてその臣下達は、あくまでトンマンが与える権力の範囲内にその力を留めておかねばならない。……今ピダムに権力を与えるのは、トンマンの意に反していた。意に反する褒賞を与えることは、王権を弱めることに繋がる。
 ただ、表向きは取り立ててピダムに落ち度がないこともまた、事実だった。……ピダムが過ぎた望みを持ち、それがユシンを失脚させたことは事実だとしても。

「この一件で各所に欠員が生じている。位和府と図って相応しい者を選び、人事改編案を作成せよ」

 今のトンマンに必要な「時」を稼ぐ為にも、ピダムには、他のことにかかずってもらわなければならなかった。

 ピダムを置いて仁康殿を出て、楼台に座ると、また声が押し寄せてくる。
 この九年間ずっとそうだったように……考えろ、考え続けろとトンマンに命じる。一時たりとも、無駄には出来ないと。
 その通りで、考えなければならないことは、日に日に増えていく。誰もトンマンの代わりが出来ない以上――誰かに任せて後悔することだけはしたくないとトンマンが考えている以上、一日たりとも休めない。

「陛下、ユシンが間もなく発ちます。ご覧にならなくて宜しいのですか?」

 トンマンを責め立てる声が内からも外からも絶えない中、アルチョンもまた、柔らかくトンマンを叱った。流刑は、傍目には死罪にも等しく見えるのだろう。
 ――そこにこそ、付け入る隙があり、トンマンは付け入ったのだけれども。

「阿莫城の戦いを覚えておいでですか? 陛下、郎徒だった頃のあなたは、決して諦めませんでした。ユシンもきっとそうです」
「……もう止めてください、侍衛府令」
「申し訳ありません、陛下」

 そうとわかっていても、アルチョンからの苦言は聞きたくなかった。
 その思いが通じたのか、次の瞬間、チュクパンが現れた。

「陛下。仰る通りのことをしてきました。大丈夫ですかね……?」

 そこでトンマンの顔を見たチュクパンは、僅かにたじろいだ。近くで見なければ、わからなかったが――。

(なんて……顔を……)

 インチキだろうがなんだろうが、観相を齧ったことのある者として、チュクパンは愕然とした。仲間達が「陛下は変わったよ」と口々にトンマンを罵った時も、「日頃の陛下のご苦労を何も知らないくせに」と思ったものだったが、そんな小さな問題ではないようにチュクパンには思われた。
 ――陛下は、無理をし過ぎている。
 その原因がどこにあるかは、チュクパンにははっきりとはわからない。ただ、今のトンマンに何が必要かははっきりしていた。

「こんな時、乳母殿がいらっしゃったら……」
「――」

 チュクパンの言葉は、今のトンマンにはこの上なく有り難かった。――けれど、ソファはもういない。それに、トンマンの為に命を擲ったソファに、これ以上何かを求めるのは……あまりに我儘なことだと、トンマンは思う。

「……私には、チュクパン兄さんがいます。兄さんは……私を見捨てないでください」

 チュクパンは頷いた。内省に入り、大舎にしてもらったのはその為だ。だが。

(陛下に……いや、トンマンに必要なのは……こんな言葉より、誰かのぬくもりのはず)

 昔なら、トンマンの肩を抱いて馬鹿騒ぎが出来た。しかし、今はそれは叶わない。それはチュクパンの役目ではない。その役目は――。

「陛下、もうこんなことは止めて……ユシン公と、結婚なさってはいかがですか」

 本来なら、今その役目を果たすべきは、色供を担うピダムだった。しかし、ピダムがその役目を果たせていないことは明白だ。内省に仕える者で、トンマンとピダムが共にする閨の日数がいかに少ないか、知らぬ者はいない。
 ピダムが駄目なら、やはり、トンマンの慰めとなるのはユシンだけだろうと、チュクパンは考えた。

「聖骨や真骨の人間が何回も結婚するのは、当たり前じゃありませんか」
「……」

 その瞬間、トンマンは苦笑せずにはいられなかった。
 ――「何回も」結婚するのは、当たり前。
 裏を返せば、ピダムとの関係は、夫婦だと認識されていると言うことだ。色供などと言う言葉と無縁の市井で育った者には、確かにそう見えてもおかしくない。ピダムも、そう感じているはず。
 そして、それはトンマンにも言えた。
 出来るだけ忘れようとしても、ピダムに触れられる度に、昔のように……いや、もっと彼に甘えたくなる自分がいることを自覚せずにはいられなかった。……そして、それがどれほどに危険な感情であるかも。
 ふっとトンマンは微笑んだ。
 ――もう、ユシンと結婚しても、『トンマン』は救われないだろう。
 ユシンとの間に流れた時は、それほどに二人を隔ててしまった。

「……何も言わないでください」
「陛下……」

 確かに微笑んでいるのに、その微笑が何故だかこの世の悲しみを集めた顔に見えて、チュクパンは息を呑んだ。――湖上に映る星明かりのように頼りなく煌めくその瞳は、誰もが辿り着くわけではない果てへと注がれているようだった。




****

この辺のトンマンについて考えるのは楽しいですねー(え)
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  1. 2011.09.23(金) _21:52:48
  2. SS(ドラマ準拠)
  3.  コメント:13
  4. [ edit ]

<<9月24日に頂いたコメントへの返信 | BLOG TOP | つらい時には太平記。>>

comment

トンマンと女王の眼差しの先

  1. 2011/09/24(土) 00:12:49 
  2. URL 
  3. うさこ 
  4. [ 編集 ] 
今回もとてもよかったです。
いやステキでした。

トンマンの眼差しの先にあるのは何でしょうか?
それは女王として見つめるべきものと一致しているとおもわれますか?
常にそれは一致させるべきものでなければいけないのでしょうが……。
個人を見つめてしまえば…離れがたいほどその眼差しが追ってしまえば……
緋翠様のSS はいつもいろいろなことへ思いを馳せさせる力があるとおもいます。
なかなか思いどうりにならないのは人の(他の者の)心?いや自分の心?
トンマンのユシンへの思いというのはまだうさこの中ではどういう昇華をとげたのかあるいはとげてないのかまだよくわかっていません。
ただ最後の「また一緒に逃げましょうか?」は別れの言葉だとは、思って…いるのでが…。
ともかくいろいろ考えさせられるステキなSS をありがとうございます。
では、また。


うさこ様へ

  1. 2011/09/24(土) 23:01:27 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
うさこ様、こんばんはーv

うおお、ステキだなんてありがとうございます!
この辺の話はドラマの解釈に関わるので、他の話よりかなり悩みながら書きました。なので、嬉しいですvv

トンマンの眼差しの先にあるものは、『孤独』なのかな…と言う気がします。
勿論、「三韓一統」と言う使命があるんですけれども、トンマンにとってそれは、もうゴールではなく、「三韓一統」と言う名の一本道でしかないんじゃないかと。他の生き方を選んだり、選べないかと悩む時点はとうに過ぎていて、走り出した馬のようにゴールの見えない一本道をひた走ってきたトンマンの目に、「ゴール=果て=命の尽きる時」がどんな瞬間なのかが、見えた。それは、「孤独に打ち勝てず、呑み込まれる瞬間」だった…と言うイメージで書きました。
なので、女王として見つめるべきものと一致している…と言うのとはちょっと違うかもしれません。上手く言えないんですけど、王としても、トンマンとしても、絶望が見えて、でもまだなんとか希望にすがり付いている感じ…と言うかかか。(←あやふや過ぎる日本語ですみませんー!(汗))

トンマンのユシンへの想いは、私も上手く言葉に出来ないんですけど、ピダムがトンマンの片割れ(自分の心の象徴)だったのに対して、あくまでユシンは「他(の)人」だったのかなと。心と心を突き合わせた時、ユシンとはわかり合えないところがあまりに多いからこそ、「離れているほど互いを尊重し合える」関係に変化していったように感じています。

……とか言いつつ、私もまだ全然わかってないので、うさこ様のSSもめちゃめちゃ楽しみにしています!「愛してはいけないから」シリーズからは、凄く刺激を受けていまして、とても有り難いですーvv

  1. 2011/09/24(土) 23:26:12 
  2. URL 
  3. げん 
  4. [ 編集 ] 
緋翠様 こんばんは。

トンマンの女王即位式の前夜のユシンとチュンチュの語らいを思い出しました。
チュンチュのトンマンは覇道を歩き始めた。もう誰も信じることはできないー。
ユシンの誰に対しても心を開き、その心に深く入り込むことが好きな方なのにそれができなくなる…おいたわしい…
というような訳だったようなー。
この時のユシンのセリフの中に「オンマ」という単語が聞こえます。ずっと気になってました。韓国語は良く知らないのですが、「オンマ」は「母」では。ユシンのセリフの訳に「母」は出てきません。本当の訳というか、ユシンのトンマンに対する思いのセリフだと思うので、微妙なニュアンスで感じ方が変わってしまうのではと思い、ホントのところの訳が知りたい場面です。

ユシンの「惜しみなく自分のすべてを捧げる」は、女王=神国のため、三韓一統の大業を成すため、神国一の…いや三国一の将軍になること。女王トンマンと同じ夢を見ながら、自分の役割をしっかり果たします。という宣言だと、私は思いました。

52話、将軍の価値は戦場にあるとユシンはウォルヤに語ってます。そして、ユシン一家の団欒があります。将軍の正装である鎧を脱いでいるー…。ユシンにとってソラボルは自身の骨休めをするところ、心の安らぎを求めるところになっているんだなと感じました。
トンマンにとって、ソラボルが戦場そのものでは…。
善徳のDVDの相関図で、トンマンとユシンの恋愛モードがなくなってからは、ユシン→トンマンの→が仕えるになるのですが、他の人と違ってユシンだけ矢印が点線になっているんです。これって意味があるわけではないのかもしれないし、私の考えすぎかもしれないのですが、これは、ユシンがトンマンに対して、ミシルを超える政治家になることを求めているー。と、ただ仕えるだけではないから…という意味にとらえちゃいました。

復耶会の問題が解決していないのに、百済が攻めてきた際、司量部の牢で考えていることは、将軍としての自身の務めとしての戦に対しての作戦など備えばかりを考えています。
復耶会の問題はユシン自身に大きく関わることなのに、このことは政治の問題。だから解決するのは女王の務めだ。とでも言わんばかりなユシンの復耶会に対する対応と見てしまいます。

 「王とは、父であり、母なのだとトンマンは思ってきた。規律を以て民に接し、我が子のように民を愛する。それが務めだ」

トンマンがミシルに話したトンマンの民への接し方ですよね…。即位前夜のユシンのセリフが、「母のように人に接することが大好きだった人がこれからはできなくなる…。」という意味であったとしたら…、トンマンとユシンの「王の務め」のとらえ方は、初めから違っていたのではないかな…なんて考えてしまいました。

――もう、ユシンと結婚しても、『トンマン』は救われないだろう。
 ユシンとの間に流れた時は、それほどに二人を隔ててしまった。

ユシンはトンマンを通り過ぎて行った人にはならなかったけれど、男女の恋愛感情という感情は、トンマンから通り過ぎて行った人…。トンマンにとってユシンはそういう人だったのではと思いました

感慨深いお話し、ありがとうございました。
そして…、良心のお話し、すっかりほったらかしになっているんですが…、きちんと纏めたいと思ってます…

げん様へ

  1. 2011/09/27(火) 18:01:22 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
げん様、お返事遅れてすみません!(汗)
こんばんはーv

> トンマンの女王即位式の前夜のユシンとチュンチュの語らいを思い出しました。

51話ですね!チェックしましたー。
あそこでユシンは確かに「オンマ」、つまり「母」と言ってますね。私もあれは気になったので英語訳もチェックしてみて、その結果、「母のようにその腕に抱き、心を開かせる人」みたいに解釈しています。
そう言えば、公主時代のトンマンは母性がより強く、演技的にも出来るだけ相手を生かし、慰め、助けることに重きを置いていましたが、女王時代はその母性を凌駕する勢いで父性が出ていて、興味深いですねー。母のような慈愛と、父のような厳格さが渦巻いていて、女王ならではの精神状態が面白いなと思います。

じ、実は、ユシンの「惜しみなく自分のすべてを捧げる」は、私の中ではある意味、『トンマンへの責任放棄』宣言とも取れるな、と感じています。
その宣言までは、ユシンは彼なりに政治的なことにも関わり、結婚も受け入れてきましたし、伽耶勢力に対しても責任を負っていました。んが、その宣言以降、ユシンはその責任までトンマンに丸投げしてる…と思ったんですよ。勿論、三国一の将軍になる為に必要なことだったとは理解出来るんですが、復耶会を表舞台に引っ張り出しておきながら後始末はしない、と言う無責任さは、形はどうあれ貴族勢力に対しての後始末を放棄しなかったピダムとは対照的ですね。
そんなわけで、ユシンとピダムの宣言は、よく言えばトンマンの能力をギリギリまで引き出す手助けになりましたが、二人してあんな宣言をしたおかげでトンマンは寿命を磨り減らした感もあります。私も、ユシンは徐羅伐を安息の地扱いしているのはわかりましたが、「トンマンが年中無休なのに、宮中でなに休んでやがる」とイラつきましたww

> トンマンとユシンの恋愛モードがなくなってからは、ユシン→トンマンの→が仕えるになるのですが、他の人と違ってユシンだけ矢印が点線になっているんです。

意味深長ですね…!ユシンの気持ちが単に「仕える」だけじゃなく愛情が潜んでいるからとも取れますし、げん様の仰ったようにも取れますし、ユシンの立場が単なる「家臣」ではなく、獄入りしたり復耶会問題でトンマンと対立することを暗示しているのかもしれませんし…。私も相関図は作るタイプなんですが、ユシン→トンマンは悩みます。忠義と言うのは違う気がするんですよね、やっぱり。戦友か親戚がしっくり来るような気さえしますw
そして、善徳のDVDの相関図って、毎回変わるんですかー!へぇえ。(借りたことないもので、知らないのです(汗))て言うか、そんなところに拘る前に、あの救いようのない音楽センスをどうにかして欲しいです(笑)

また、このSSではトンマンとユシンの認識の差について、かなり意識しました。
ユシンのストイックさには長短がありますが、ユシン自身は短所を自分で補う気がない。でも、長所に熱中し、その為なら自らの身は投げ出す…だけならいいんですが、伽耶勢力に対する政治的責任を勝手に無断で放棄しておきながら、トンマンに伽耶勢力を助けるよう求める無神経さのせいで、トンマンは苦境に立たされました。全てを捧げるなら、きちんとそれをトンマンに告げておくべきだったのに、「ウォルヤのことは任せてください」と言ってしまった、あの粗忽さが、トンマンと駆け落ちした時の勝算なしっぷりと合わせて、「ユシン…お前、変わってないな…」と。
なので、トンマンは駆け落ちの時と同じように、ユシンでは慰めにならないのではないかと思いました。(駆け落ちの時は、チョンミョンが「逃げて」と言ってくれたから逃げただけで、ユシンにほだされたわけではないように見えました)

トンマンとユシンは、恋愛感情以前の、物事に対する考え方や受け入れ方、気持ちの持ちようが根本的に違っていて、だから、例え互いに好意があろうと、会話はズレるし、大事なところで互いに望む反応を得られない、そんな二人なのかな…と言う気のする今日この頃です(誰)
トンマンだけでなく、ユシンから見ても、トンマンは「なんで今そう言うことを?」とか、彼の接する女性陣とは違って色々もどかしく、ぶっちゃけ「駆け落ちして二人きりになったら、喧嘩ばかりで話すの嫌になりそう」な相手でも、堪らなく愛しい存在がトンマンなんじゃないかな…と妄想しています(…)

おお、良心のお話、「もう終わりかな…?」と思ってました…!(すみません!汗)のんびりお待ちしておりますーvv

  1. 2011/09/28(水) 02:38:05 
  2. URL 
  3. げん 
  4. [ 編集 ] 
緋翠様 こんばんは。

トンマンの愛情については、ピダムに聖君について語らせたのなら、教えてくださったカットになったトンマンが語る暴君についてのシーンがあったら…印象が変わったでしょうか・・・

なんとなくふと思ったので、再びおじゃましました・・・

  1. 2011/09/29(木) 02:41:53 
  2. URL 
  3. げん 
  4. [ 編集 ] 
緋翠様 こんばんは。

↑のなんだか言葉足らずなコメントでおじゃましてしまってまして…すみません。

実のところ、良心についてお話ししようと思いつつもなかなか纏まらずに今に至っていましたが、『湖上に揺らめく』を読ませていただいて、纏まりそうな気がしました。

「改革は上から」や『聖君は、近しい者により厳しく接するものだ』という、トンマンの言葉を両方ともピダムがトンマンから聞いた言葉として話していますが、これって結構大事で、これはピダムがトンマンの言葉を〈ただ利用しているだけ〉ととるか、〈理解しているからこそ利用もできる〉ととるかで60話のヨムジョン達部下皆殺しに走るピダムの見方が変わってしまうと思い・・・私は後者としていろいろ考えたりしてしまいます。
そして『暴君』について、トンマン自ら語っているシーンは『聖君』に対応するシーンで、ユシンに出来たことがピダムには出来たなかったトンマンの気持ちを知ることのできるシーンなんですよね・・・と、考え始めたらあーだこーだになってしまうドラマだと思います。
その割に纏まりません・・・






げん様

  1. 2011/09/29(木) 17:49:34 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
げん様、こんばんはーv

暴君のシーンは、愛情について…と言うより、王と呼ばれる人だけにわかる孤独や心身の消耗を端的に示していたシーンのように私は感じました。なので、そのシーンがあれば、トンマンの持つ「芯」がよりわかりやすくなり、トンマンと言うキャラクターが伝わりやすくなったのではないかと。
王が「皆を生かして治世をより良いものに」と心底から努力しても、臣下達は臣下達の理屈で王の意思を疑ったり、無視したり、壊していく。その時、臣下達は仲間がいるけど、王は一人でそれに立ち向かわなければならない。その終わりなき戦いに疲れ果てたのが「暴君」であり、疲れ果てても戦いを止めなければ、孤独の中で死んでいくしかない。……龍の涙にもありましたが、王座をもぎ取った人間の悲哀は私の泣きツボみたいです。

私も、ピダムはトンマンの言葉と言うか、やり方や大事なポイントをきちんと吸収してるなーと思います。……と言うわけで、げん様のまとめが気になります(笑)

あ。ユシンを助けてピダムを助けられなかったのは、私的には、「ユシンはただの武将だけど、ピダムは王だから」だと考えています。トンマンの問題と言うより、相手の男にトンマンに対する責任感があるか否か、かなと。
トンマン自身は、ユシンの時もピダムの時も、「本人の政治力で解決出来なかったから、私がやる」スタンスで、徐羅伐から逃がすところまで同じなんですよね。でも、ユシンは「伽耶残してください。私は何も出来ません。じゃ、ヨロシク!」だったのに対して、ピダムは「貴族潰す。体調の悪いトンマンに丸投げなんて無責任なことは出来ない」と考えているからこそ、それが発展して反乱になりましたし。トンマン自身は、どちらの時も反乱を起こしたらアウト、と決めていたので、私はあの辺りはトンマンと言うより、ユシンとピダムの違いが面白かったですねー。そして、トンマンと言う一人の女を案じて責任感を感じているピダムが、王に反乱を起こす、と言う皮肉さが堪らないです。

……おろ。なんかお返事になっていないような…!?(汗)

睡眠不足です

  1. 2011/10/19(水) 22:17:42 
  2. URL 
  3. 鷺ノ宮 
  4. [ 編集 ] 
翡翠様、こんばんは-♪ブラボー♪
やっと「準拠」読破です。追い付いた!
昨日、公式ガイドブック上を購入。
下はsold out でした。残念。(泣)
睡魔にコメント書けず。 (゜o゜)\(-_-)
「準拠」というより、SS が「本拠」になっています。トンマン同様にストレス動悸持ちですが、ピダムが一番の薬なので、読めばフラフラでも空元気(*^^*)
次回ゆっくりコメント書きたいです。

鷺ノ宮様へ

  1. 2011/10/20(木) 23:53:12 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
鷺ノ宮様、こんばんはーv
「準拠」カテゴリーってどれぐらいだろう…と見てみたら、48話もあるんですね…!ちょ、ちょっとビックリしました。うわわ、本当にお疲れ様です…!しかも「本拠」だなんて勿体ない…っ。これからもがんがりますv

公式ガイドブックはかなりのレア商品になってるみたいですねー。やっぱり下巻にピダムやチュンチュやウォルヤのインタビューが掲載されているからでしょうか?私はかなり早くに善徳女王にハマれたおかげで助かりましたが、何故増刷しないのか、全く商売下手なポ●ーめ!と思います(笑)

……って、ストレス動悸持ちでいらっしゃるんですか!?だだ大丈夫でしょうか。ピダムに鷺ノ宮様の夢に登場して、胸をトントンしてくるよう頼んできます!そうしたら、きっとゆっくりと素敵なコメントを…(と腹黒く〆ます)(え)

琴線に触れたのは・・・

  1. 2011/10/21(金) 21:24:17 
  2. URL 
  3. 鷺ノ宮 
  4. [ 編集 ] 
翡翠様、こんばんは♪勿体ない。
せっかくのピダムの「寝かせつけ」。
一番感情移入したのは、泥臭いソクプム。
「我が魂、ソクプムとして大耶城に眠る」です。久々に、臨死体験しました。
冷え性な手足に熱き血潮流れ、目頭を抑えた唯一のシーンです。(あら)
需要ありますよ!♪二番目がソファの砂漠逃亡シーンに動悸がしました。
ご期待と違うコメントかも。(ビアネョ)
キャラ語りにも静かに興奮しています。
コメント一覧もすごいです。
読み逃げ犯ですんません。勿体ない。
時差があり、どこにお邪魔したらいいものか、各々の話にコメントした方がいいですか?いい週末です。翡翠様のSSがある限り、「ピダムのトントン」がなくても安眠導入剤となります。求む!連載!


鷺ノ宮様へ

  1. 2011/10/22(土) 21:51:19 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
鷺ノ宮様、こんばんはーv

> 一番感情移入したのは、泥臭いソクプム。

!マジですか!うわわわわわわ、すっごく嬉しいですー!ソクプムへの愛が爆発した三本立てなので、私もお気に入りですv
考えてみたら、ちゃんとキャラが立っている郎徒を持ってる花郎って、ユシンとソクプムだけなんですよね。だからでしょうか、ソクプムだけでなく、彼の郎徒や家族のことにまで妄想が膨らんで、あのSSが書けました。
「我が魂、ソクプムとして大耶城に眠る」……カッコいいです!

ソファの砂漠逃亡シーン…と言うと、『SS ソファ』でしょうか?ソファも、チルスクやムンノとセットで、興味深くて、面白いです!

期待と違うと言うか、てっきりトン&ピ話だと勝手に推測していたので、嬉しい驚きでした。
キャラ語りもコメントも妄想爆裂中ですが、「こんなヤツもいるのかー」と気楽にご覧頂ければ幸いですw
コメントは、各々の話でなくとも、どのSSか名指ししてくだされば大丈夫ですよー!暫くの間だけでも、「ピダムのトントン」代わりになれたら最高ですv(←毎日数分で寝れる管理人(ちょ))

最後に、連載とはどの話のことなのでしょうか…!?と質問をして終わります(笑)

翡翠様へ

  1. 2011/10/23(日) 00:34:26 
  2. URL 
  3. 鷺ノ宮 
  4. [ 編集 ] 
どの連載も大好物です♪熱烈力作、小休止もの。準拠ならチルスク、ソファものをもっと-。中篇はその後?中篇のチュンチュも好き。金剛計、離間計みたいなゆるい策略をもっと-。ミセンの絡みも好き。準拠の火鬼もオカルトファンタジーで異色で好き。ダークもの全般すごいファンです。っていうか、翡翠様に直接おねだりできるなんて。ミシル、ピダム、トンマン役の俳優さんとやりとりしているような光栄さ。(エ~ヘヘ/おっとミセンさんが)ところで、ソファ役の女優さんが映画「宮女/クンニョ」に出演されてました。女性検死官が刑事的な活躍をする時代劇ミステリーです。こっち方面はお好きではありませんか?ちょいミステリーとか刑事ものが好きなもので。でも、トン&ピの初夜ショ----ックはコメントできるほど立ち直れていません。が、宮廷には、色々秘密や抑圧された陰鬱さがよく似合うと思います。司量部ピダムの眼差しは暗かった。だから、余計にイチャイチャがしっくりきますし。キャラ語りに早く参戦したいと思いながら、また感想で終わってしまいます。とりあえず、ボロピダムラブです。あの機動力、調査力、腕っぷし(スポーツマンぽさ/スタントさん万歳!)、生活力、ヤンキーっぽさ、ミシルとの交渉力(予言者、合掌)、猛烈サラリーマンっぽさ。憧れます。皆さん同様に、暗殺後ニヤリも格別セクシーなツボ。50話で終わって欲しかったなー。ただ、ムンノの子育て感はもっと読みたいです。 あ、交替連載も面白いですね♪s aki様のザズ好き。砂漠編そろそろ?!やってしまった。まとまらず。安眠剤の処方お願いします。冒険、ミステリーOK です。

鷺ノ宮様へ

  1. 2011/10/24(月) 18:31:15 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
鷺ノ宮様、こんばんはーv

> どの連載も大好物です♪

ありがとうございます!
チルスク、ソファものは、ネタが尽きた感じがしているので、厳しいかもしれないです(汗) その他、金剛計、離間計みたいな…と言うのは、どの話かわかりませんが、女王時代でしょうか?それなら、まだ書くことはありそうですねー。
あ、今更ですが、おねだりをして頂いても、必ずしも書けるとは限らないので…!光栄とまで仰ってくださったのに、すみません(滝汗) お許しをー!
そして、情報をありがとうございますv時代劇ミステリーと言うジャンルにあまり馴染みがないので、中身についてはどうなのかなんとも言えないのですが……ええと、私の場合は、韓国時代劇に思い入れがあるわけではないんです。ただ、最近大河が見るに耐えないものばかりだったり、時代劇が少なかったりしたので、韓国時代劇の長編を見るようになっただけでして。と、とりあえず、映画にはあんまり興味が…(←コラ!) 刑事物と言えば、アメリカドラマですねー。
初夜ショックは、『女官は見た』でしょうか?どうも、あの話は色んな見方を呼ぶようです(笑) 早くショックがなくなりますように!
キャラ語りも、いけそうだなーと思った時にお願い致しますv
そして、いつものことながら、ピダムもナムギルさんも人気ですねぇ。自分のマイノリティ振りを実感しますw
あ、でも、これだけは確実に言えます。50話でドラマが終わっていたら、私が善徳女王の二次創作をすることはありませんでした(爆)

リレー連載も読んでくださり、ありがとうございますv
安眠剤の処方はいつになるかわかりませんが、頑張りますー!


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