善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

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彼女が涙を見せるとき。@トンマン

ヨウォンさんは、私が好きな仲間ゆっきーと同じくらいの年です。
で、二人とも長丁場の時代劇の主人公をやりました。
どっちの作品も、私は大好きです。女性主役の時代劇でありながら、ちゃんと「男の素晴らしさ、女の素晴らしさ」を描き分け、脇役に至るまで、見所があり、人生があり、それに加えて、時代劇としての役目(=その当時の風をお茶の間に吹かせること)も果たした。欠点はあっても、秀逸な作品だと太鼓判を捺します。勝手にw

ただ。
ただ、仲間ゆっきーよりヨウォンさんの方が、(功名が辻と善徳女王を見る限りでは)シリアス役者としては好きだな…とも思ったんですよねー。(コメディエンヌとしては、仲間ゆっきーのが好きですv)

何が違ったのかと言うと。

「泣き」のシーンで、ヨウォンさんが素晴らしかったんです。(私的に)


* *


トンマンは、大事な人をたくさん喪いました。
言い換えると、トンマンは周りの人をたくさん愛し、だからこそ耐え難い喪失の苦しみも味わいました。

んで。トンマン@ヨウォンさんは、状況によって、泣き方にかなり変化がありました。

シヨルに関する涙は、高校球児のそれに似た、青春の涙。感情がぶわーっと高まって、そのせいで何かのストッパーが外れて、乱暴に泣く。
シヨルに限らず、トンマンの郎徒仲間への涙は、基本的に「馬鹿!一緒に戦ってきた仲間だろうが!」って喝を入れる感じがします。

ソヒョンパパ暗殺未遂で捕まり、拷問されながらもジウンを庇う中、あの(トンマンを百叩きにしていた)ユシンが物凄く優しく励まし、無実を証明すると誓った時は、(自分だけじゃなくジウンが捕まるんじゃないかと言う)恐怖と、助けて欲しいと言う気持ちがせめぎ合って、でもユシンなら助けてくれるかもしれないと言う期待がユシンの前で涙を一粒溢させていました。
「話を聞いてもらえない」と言うトンマンの精神的には最大のピンチの時に、普段は話を聞いてくれない代表のユシンが真剣に話を聞いてくれている。その異常な状況で、張りつめた糸がふっと緩んで、ユシンと心が通い合う。痛いし辛いし悔しいし、何より怖いけど、ユシンが自分を信じてくれている、と言うことがどれほどトンマンを精神的に救ったか、それが伝わる静かな涙。

反対に、自分の出自にまつわる時は、絶対に人前では泣かない。男として肩肘張ってきたから、「男」じゃない、素のトンマンの涙は人には死んでも見せないけど、見せないからこそ、「うえーん」って情けなく泣ける。お母さん怖いよ、って泣ける。小さな子供みたいに。

ユシンと逃げる間、トンマンは泣くけど、あくまで「男」として泣いています。「悔しさ」を滲ませ、ユシンに慰めを求めない泣き方をしています。
ユシンが半ば衝動から自分を逃がしたことをわかっているからこそ、逃避行を肯定するなり納得して、次のステージ(ユシンの恋心に向き合うこと)に進めずにいます。
そんな中、ユシンと違って、衝動ではなく考えた上でチョンミョンが来た時、トンマンはやっと心身を預けられる人が来た、と安心して泣けたのだと思いました。徐羅伐からの逃避行は、とりあえず間違ってはいない、と確信出来たのかなーと…。
トンマンのチョンミョンへの抱きつき方は、ソファへのそれによく似てるんですよね。チョンミョンが親友であるだけでなく、主であり、保護者なのがわかると言うか…。(トンマンをユシンに預けたのはチョンミョンですし)
だから、ユシンとの駆け落ちを決意したのは、「チョンミョンがユシンと逃げてと言ったから」なのではないかと。あの時、トンマンが精神的に最も頼りにしていたチョンミョンの言うことだから…と決意して、でもそれで良いのか、悩んで悩んで別れがたかった。
その結果としてチョンミョンが射られて死んでしまった時、トンマンは狂ってしまうんじゃないかと言うくらい悲しんだのは、凄く納得がいきます。チョンミョンに縋って泣くトンマンは、チョンミョンのことを頼りにしていたし、護りたいと思っていたし、縋るように愛してたんだな、と。ソファを喪ったトンマンが、家族のように愛する唯一の存在であり、ソファの代わりに人生の柱とするくらい大切なチョンミョンを喪った。それは、まさしくトンマンの人生を変えるに値する、正直ユシンの恋心なんて霞むぐらい、大きな出来事だよな…と言う印象を受けました。

また、最初にチョンミョンの遺体と対面して泣いた時、ユシンの手を跳ね除けていたところも印象的でした。
フツー、惚れた男が抱きしめて泣かせてくれるって言うなら、女はその胸で泣きたいと思うもんです。でもあの時、トンマンは高熱で半ば意識も定かじゃない状態になるまで、ユシンが自分に触れることを許さなかった。
その一方で、ユシンが泣きたい時(20回と27回)、トンマンはユシンに抱きしめられて、泣いていた。あれは、トンマンがユシンに縋って泣いた、泣きたかったと言うより、ユシンが必要としていたから抱きしめられて、一緒に泣いたって感じだと思いました(私は)

……そんなわけで、ユシンとトンマンの関係は、少なくとも、トンマンが安らぎを得られる関係ではない、と思ったんですねー。トンマンが年下男に安らぎを見出すタイプならいいんですが、ユシンはきみペでもないですし(笑)

そしてその関係は、最終回でも顕著だな、と感じました。
トンマンがユシンからピダムの遺言を聞く場面。あそこでも、トンマンはユシンの目の前で涙を流すけど、その涙をさっと拭いちゃうんですね。自分で。
この涙を拭う仕種が、初めて見た時すごく印象的でした。
トンマンは、基本的に泣けば泣きっぱなしで、あんまり涙を拭うシーンがない。35回でチュンチュと対面した時と、ここくらいしか記憶にないんです。
私が覚えてるその二回は、どちらもトンマンが「ここで泣いてちゃ駄目だ」と思った時で、それこそ、ユシンとチュンチュはトンマンにとっては甘えられる相手じゃないんだな、と言うのを示しているのかなーと…。トンマンは死ぬ時も、正面からユシンに向かって泣くことはしませんでしたし。

だからこそ、そんなトンマンが、それも王となってからのトンマンが、ピダムに対して正面きって涙を見せながらもその涙を拭おうともしなかった57回が、どれだけトンマンにとって大事な夜だったのかが察せられます。

甘えてるなぁ、トンマン…と。そう思います。
ピダムには、いつもいつも甘えている。ピダムが、甘えても大丈夫だとトンマンが感じるくらい、「大人」だから。

……や、ピダムが「大人」と言うのは語弊がありますがw、トンマンの見ているピダムって、公平で才能豊かな大人なんですよ、マジで。
少なくとも理不尽にキレたりしませんし(例:ユシン)、生死に関わる進退問題をトンマンに解決させたりしませんし(例:アルチョン)、トンマンにぎゃーぎゃー文句を言ったりせずに、然り気無くアドバイスをしてくれる。「大人」だし、能力的にも凄く頼りになる存在だと思います。
例えば、ユシンは45話で、アルチョンと一緒に軽率な振る舞いをして追い詰められ、トンマン救助に向かった後も、王宮に残り、トンマンに「ユシンを救出する」と言う手間をかけさせています。一方のピダムは、細辛200人分とトンマンをトレードする交渉を自ら決裂させ、トンマン救助に行った時、自分が敵に囚われるような選択はしないんですよ。トンマンを助けることだけじゃなく、自分の身を守ることも配慮して行動している。
こう言う部下は、いい部下だと思います。

だからこそ、51話でピダムがようやくトンマンに八つ当たり気味になって、一身上の悩みを打ち明けた時、トンマンはピダムを抱きしめたくなったんだと考えています。「大人」の男が崩れた瞬間に、トーキメキ~トーキメキ~♪になったんかなーと(←)

私の勝手なイメージなんですが、ピダムはトンマン視点で見た時、最高にカッコいい男に見えます。
や、突っつけば色々とヤバい男なんですがw、多分、トンマンは、反乱を起こされるまで、本当の意味でピダムに失望したことはない気がします。
トンマンは結局、ムンノとのいざこざやミシルにしてやられている姿とか、全っ然知りませんし…その辺をカットして、トンマンと接しているピダムだけ選り抜くと、なんと言うか、別人のよーなピダムになるんですよねw


以上、ピダム視点に引き続き、トンマン視点も楽しいですよ~vと言う宣伝でした。
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  1. 2011.12.05(月) _20:30:00
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