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善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

RhododendRon別荘

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SS ねもころごろ(将望)

なんだこの将臣くんフィーバーは……。
思いつくネタが八割くらい将臣くんで困っている管理人です(汗)
そしてブログログをそろそろまたupしようかと思っているのですが、加筆修正しても大した文字数にならなそうなので、どーしよっかなーと考え中です。1ページに2000文字以下とかなんか勿体ない気がして……(貧乏性)
そう言えばまた遙かプレイが止まっていて、将臣くんと先生の十六夜ルートをクリア出来ていません。
将臣くんは最後にやろうと楽しみにしているのでまあ良しとして、問題は先生……! 白龍の言うとおりにやっていたはずなんですが、なんかうまくいかなくて、そうなると一気にやる気がなくなります(あーあー) 先生はキャラとしては好きなんですが、攻略対象としては今一つ乗らないんですよねー。……贅沢言うな管理人!

続きから将臣くん南国ED後のSSです。
ちょっと大人の雰囲気……と言うほどのことは何もしてないのですが(笑)、あ、でも遙かは元々R12でしたっけ? だから大丈夫か。ええと、お楽しみ頂ければなーと思います!



* * *


 労わりを込めて、どちらからともなくキスを一つ。
 愛情を込めて、相手を抱きしめる。
 そしてその後は、いつ寝ても構わないように灯りを落として、二人で横になる。後は寝るだけ、そうであるはずなのに、ついつい心地良い温もりに絆されて口が回ってしまう。でも望美も将臣も、その時間が嫌いではない。むしろ、大好きだ。



「猫」
「子狐」
「ね……寝巻き」
「狐」
「ね、ね…………ネジ!」
「地金。メッキの下のヤツな」
「ええ、また“ね”~!?」
「ホラ、言わないとお前の負けだぞ」
「ね、ね……寝耳に水……?」
「それ単語か?」
「いいじゃない、ホラ、将臣くん次々!」
「しゃーねぇなあ。ズームアウト」
「時計!」
「言い値」
「ね……!? えーとえーと………………」
「…………ほい、時間切れ。望美の負けな」
「えーっ!!」

 それまで背を向けていた望美が、ころんと将臣の方へ転がってくる。寝転がっている将臣の胸の上に圧し掛かり、「ずるいよ!」と言う抗議と共にバシッと一発。素肌に与えられたそれは地味に痛く、肌には赤い跡が残った。

「お前弱いなあ、しりとり」

 が、将臣はそんなことではへこたれない。
 けらけらと笑いながら望美の頬を掴み、みょーん、みょーん、とそれを伸ばして遊んだ。

「ふぁふぁほひふんらふぁんひょひょはんらら!」
「何言ってるかさっぱりわかんね」
「ふぁーらーら! ふぁふぁふ!」
「しょーがねぇな」

 ほれ、と将臣が離すと、散々伸びていた望美の頬は綺麗に彼女の顔に収まった。一体どう言う仕組みなんだその頬は、と時折不思議に思う将臣なのだが、基本的には楽しめればそれでいいので深くは追求しない。

「将臣くんが反則なんだよ! ね、ばっか!!」

 むーっと唇を尖らせる望美は、その姿がいかに子供っぽいか自覚しているのだろうか。日頃から言仁や六代を初めとする子供達に護身術としての剣術の稽古をつける自分を「私もお姉さんだよねー」なんて嬉しそうに笑っている自分が、その子供達の誰よりも子供っぽい表情をしていることに、気付いているのだろうか。

(……気付いてるわけねぇな)

 うん、そーだな。
 納得して、将臣は先ほどまで望美の頬を引っ張っていた手を今度はその頭に置いて、それをぞんざいに撫でた。

「ただしりとりしたって仕方ねえだろ」
「いーじーわーるー!!」
「お前の脳年齢がヤバいのを俺のせいにすんなって」

 段々と眠くなってきた将臣は、とろとろと落ちてくる瞼に素直に負けを認め、瞳を閉じた。
 今が何時なのかはわからないが、明日もまた忙しいことはわかっている。
 睡眠時間を削って抱き合って、落ち着いたら、後は眠りたい。……望美の声を聞きながら、ゆっくりと。ゆっくりと、安らかな眠りを得たい。何年も、安らかとは言い切れない夜ばかり過ごしてきた。その代償とは言わないが、今はとにかく、手に入れた安らぎを堪能したい。

「将臣くん、もう一回! 次は負けないから」
「……めんど」

 ぽつりと呟くと、やはり身体が眠りを欲しているのか、将臣は自分の意識が徐々に薄れていくのを感じた。望美の声も、遠くなっていく。

「ねー、次は負けないから! やろうよ、あと一回だけ。そしたら子守唄歌ってあげるから」
「どこから突っ込めばいいか悩むよーなこと言うなよ……」
「だって昨日も将臣くんすぐ寝ちゃったじゃない。詰まんないよ」
「お前も寝ろよ……」

 夜に寝ないから昼寝がしたくなるんだろ、と言う突っ込みは声にはならなかったが、望美には伝わったらしい。こう言う時、幼馴染は便利だと思う将臣だが、彼とてこのまま眠りはしない。

「……望美」

 将臣は未だに彼の上に圧し掛かっていた望美を横に転がすと、そのまま軽く彼女を引き寄せた。さすがに腕枕は腕が死ぬので勘弁して欲しいが、これくらいならしてもいい。

「しりとりは、また、夢でな……」

 最後に仄かに香る髪にそっと唇を落とし、今度こそ将臣は眠りに落ちた。

「……うん」

 さすがにそこまで言われてなお食い下がるほど“鬼嫁”ではないと自覚している望美もまた、少し離れたところで寝息を立て始めた将臣の頬に顔を近付け、唇を寄せた。
 将臣が起きている時にやったら「ガキっぽい」と散々からかわれそうなのでしないが、望美は将臣の意外に滑らかな頬に口付けるのが大好きだ。私だけの特権だもん、と内心自慢に思っていたりもする。
 ……とは言え、それとしりとりで負けたこととは別問題だ。

「夢の中では負けないからね、将臣くん」

 ふふっと不適に笑って、望美もまた瞼を下ろした。
 疲れているのは将臣ばかりではない。 望美もまた心地よい疲労感に押し流されるようにして、すぐに眠りについた。



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  1. 2009.06.11(木) _06:20:33
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