善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

RhododendRon別荘

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ピダム派貴族それぞれ。

3smlI (115)
ついつい見過ごしがちな十花郎(コラ)、特にセジョン派→ピダム派な三人、ホジェ・ピルタン・ワンユンに、真骨貴族のチュジンとスウルブ。(すいません) わけあって彼らに注目してみたら(さらにすいません)、きちんと描き分けられていて、なかなか面白かったので、メモをv

15話の三人
↑左から、ピルタン(15話によると、特技は太鼓)ソニョル(同じく、特技は琴)ワンユン(同じく、特技は剣舞)
ここで言う琴は、どうやら伽耶琴らしく、ミセンは伽耶琴の名手・ウルクの孫弟子だとソニョルを紹介しています(でもミセンの方が上だそうですw)。剣舞も太鼓の舞もミセンが師匠となって教えたそうなので、こうして見ると、ミセンは案外花郎達に弟子が多いですねー(*´∀`*)


* *


・ミシルの乱で華々しく登場したチュジン(周真。写真真ん中)と、その息子ピルタン(弼呑。写真左)。
seonduk_photo09122219192141SEOUNDUK1.jpg
チュジンは、上州停の幢主として、登場前にも度々ドラマで名前が出ていました。その彼が守る上州停は、三韓一統後には貴幢と名を変え、真骨出身の高官四人が将軍として配備されるくらいの、大幢(徐羅伐付近)と並ぶ重要な軍事拠点となった場所です。
と言うことは、上州停の幢主と言う名は、ドラマの中でも強調されていたように、それだけで中央政府からの信頼が篤く、力のある真骨だと言う証みたいなものなんですねー。上大等セジョンと親しいのも、宜なるかなです。
ただし、彼の衣装は大等の着る紫衣とも、緋衣とも違いました。チュジンは大等ではないから、臣下としては最高の名誉であるあの紫衣は着れないんでしょうね(´ω`)
その息子のピルタンは、濃い紫色の玄武信徒を率いて、徐羅伐で育ちます。チュジンはドラマオリジナルですが、彼は『三国史記』にも登場していまして、636年にはアルチョンと一緒に玉門谷で百済軍を打ち破ったと記録があります。
新羅では、将軍になれるのは真骨のみですから、ピルタンの父が上州停の幢主と言う設定は、ピルタンの血統の良さから来たんでしょうか。
ちなみに、ピルタンは十花郎の中では最も多く便殿会議に参加しています。司量部令時代のピダムの横に立ったりもしていますから、主要な部署の長官、あるいは次官を務めている可能性も…!緋衣を着ている十花郎は他にもいますが、一番紫衣に近いのが彼なんじゃないでしょうか。

※衣装は、官品が上の人から、紫衣→緋衣→青衣→黄衣。紫衣の人は、全員真骨。



・不正もやるぞな強かオヤジのスウルブ(首乙夫。↑の写真右)。
スウルブは、真平王時代から紫衣を纏い、大等に入っていると言う、なかなかレアなキャラです。しかも、ミシルの乱の時も特に痛い目には遭わずに乱をやり過ごし、トンマンの治世でもしっかり大等に入っている。
特に出世もしないけれども、決して危ない橋を渡らない彼の女王時代の職名は、賞賜署の大正(長官)でした。
賞賜署と言うのは、ドラマの中でピダムが説明した通り、賞与(褒賞金の分配)を担当しています。624年正月に、度重なる戦いゆえに業務繁多になったからか、財務を担当する倉部から分離・独立しました。(ちなみにこの時、侍衛府、大道署が新設されました)
ちなみに、624年10月には百済が速含城を攻めていまして、9話からの百済戦は、この戦いと602年8月の阿莫城の戦いをミックスさせている模様です。閑話休題。(た、正しい使い方か…!?)
んで。実はこの賞賜署の大正(長官)と言う官職は、スウルブの身分からすると、低すぎるんです。本来なら、↑で挙げたピルタンが就任すべき官職…緋衣までしか纏えない身分の者が就くべき官職なんです。
じゃあ、なんでベテラン大等の彼がそんな官職に就いているのかと言う謎に、司量部令ピダムは斬り込みました。理由は簡単で、戦死者への褒賞金は横領しやすいからだったんですね。
戦死者に与えられるべきものは、官位の追贈や花祀堂に代表される名誉と、遺族に支払われる賠償金です。スウルブは、この賠償金(褒賞金)を少しずつ着服し、二重帳簿をつけていました。しかも、確実に罪に問われてしまうような証拠もなかなか残さない。かなりの悪党です。
んが、意外にもトンマンは、給料の一割までなら横領してもいいと許可します。旨味がなければ命懸けの奉仕は得られないと言うことを、トンマンもピダムもわかっているわけで、この濁りが私は大好きですv←
また、スウルブの一件で、亡きシヨルの遺族に援助を欠かさなかったユシンの誠実さがより引き立ちました。
と言うわけで、こう行った強かな真骨スウルブの息子は、きっと上手く親の助けを受けて出世していくことと思います。親の七光りは本来なら誉め言葉ではありませんが、力を持つ父や、強かな父がいかに大切であるかは、次のワンユンを見ると明らかです。



・ポジョンに斬殺された父を持つ、ワンユン(王充)。
剣舞ワンユン
ワンユンと言うキャラは、善徳女王のシビアさを表現するものの一つだと私は感じます。
ミシルが衛国府令となった時、ミシルの意に反意を示してポジョンに斬り殺された緋衣の男……それが、天市恒徒(藤色)ワンユンの父でした。高官の子弟が集まるセジョン派にワンユンがいたことから見ても、緋衣の中でも高位の人物だったと考えられます。
しかし、女王時代のワンユンは、セジョン派十花郎の中で、ただ一人、青衣を纏っています。父は真平王に忠義を尽くして死に、叩き上げ派のパグィですら緋衣であるにも関わらず、です。
善徳女王では、「困難な状況を生き残る者にこそ価値がある」と言うテーマが度々提示されてきました。
そして、ミシルの乱では、まさに「困難な状況」に皆が陥ったわけです。そんな中、ワンユンの父は生き残れませんでした。しかも、帯刀したポジョンが便殿に入ると言う異常な事態がすでに起きていたにも関わらず、不用意な発言をして犬死にをしてしまった。
ワンユンが女王時代に青衣を纏っているのは、父が生き残れなかった為に、彼を引き立ててくれる人物がいないことと、彼もまた、その状況を打破出来ずにいることを示しています。
また、そんな彼だからこそ、一婁の望みをかけてピダム派に、彼の出世をぶち壊したミシル一派にいるのではないでしょうか。兵部に入って命懸けで功を立てて這い上がるより、安全な宮廷で、昔馴染みが援助してくれることを期待する方が、自分の為、一族の為だと判断したのではないかと。父亡き今、一族を背負うワンユンは、一か八かより、安全策を取る必要が生じた……のかも、しれません。



・「ただのピダムの取り巻きと呼ばないで」ホジェ(虎才)
seonduk_photo09122219192141SEOUNDUK5.jpg
良州停(伽耶地方)の地方官を父に持つホジェは、一見、ピルタンに立場が似ています。地方に軍を持つ父を持っている…と言う点で。
んが、ホジェの場合は父親の力は示されません。上州停のチュジンと比べて、良州停のホジェ父は有力な戦力扱いもされませんし、才覚があるような描かれ方も見えず…。じゃあ、ホジェはどうやって出世を果たしていったのかを考えると、親の次に頼るべきものが見えてきます。
まず、風月主だったホジェは、ドラマの途中で紫衣を纏う大等になりました。その時に得た官職は、調府の官位(たぶん、調府左右卿のどちらか)でした。
時の調府令は、ハジョンです。上大等はハジョンの父セジョンであり、ふつーに考えて、二人が取り立てたい者でなければ、ホジェは調府に入れなかったはず。
そこで効いてくるのが、ドラマでは描かれていませんでしたが、ホジェのモデルとなったホリム(by『花郎世紀』)がハジョンの娘婿だと言う事実です。『花郎世紀』をかじった人には、ホジェがハジョンの敷いたレールに従って調府に入り、さらに女王時代には調府令に抜擢されたのは、ハジョンの牙城であった調府を円滑に継承する為だと推測出来るようになっているんです。(ソルォンの牙城であった兵部をソヒョンパパが引き継いだ時の大変さと、対になっていますねー)
が、もっと言うと、実はホリムはマヤの同父母弟で、ホリムの出世は真平王のマヤに対する寵愛あってのことだと『花郎世紀』にばっちり書かれちゃってるんですよね(爆) ドラマでは、マヤ側の孤独感が増すようにこの設定がなくなり、恐らくその為にホジェと改名もされたのだと思います…が、もしその設定があったら、それはそれで面白いなーと思いますね。マヤが男子を次々に喪うのを見て、マヤ(真平王)とミシル、どちらに対しても上手く仕える腹黒ホジェとかv

ところで、ホジェのこの写真の鎧って、ハジョンも着てるんですよね。郎徒時代の百済戦で。
seonduk_photo09061910100223SEOUNDUK0.jpg
娘のみならず鎧までもらったホジェは、相当ハジョンに気に入られてたんだなーと妄想が膨らむ着回しでありますw
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  1. 2012.06.03(日) _00:12:29
  2. ドラマや本の感想
  3.  コメント:2
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comment

緋翠さん、こんばんワンユンw

  1. 2012/06/29(金) 00:19:50 
  2. URL 
  3. りば 
  4. [ 編集 ] 
やはりこの記事でこそこの挨拶ではないかとw

画像があると更に親子関係が整理しやすいです!ピルたん、じゃなかったピルタンとチュジンが並ぶとすごく似て見えますねー。年取ったらそっくりになるんじゃないかってくらい。

〉〉スウルブは、真平王時代から紫衣を纏い、大等に入っていると言う、なかなかレアなキャラ

すーちゃんは若きなりたて真平王(マヤ行方不明時代)の便殿会議でも兵部令候補にあがってましたよね!「特に出世もしないけれども、決して危ない橋を渡らない」という緋翠さんの評価が納得です。要職の第一候補ではないが、候補にはあがるという感じが・・・w

そういや便殿会議の時ミシルおすすめだったキム・フジクは狩りに興じた真平王を死んでもまだいさめた逸話持ちの人でしたね。緋翠さんの「ヒョンジョン殿君」SSを読んでて真平王は実は狩りが大好きだった、てエピが出てきて思い出したのを思い出しましたー。←ややこしい

んで、私もスウルブ二重帳簿事件の時の「一割までならよし」のトンマンにシビれました・・・!!なんか普通の韓ドラ時代劇の王様だったら上に厳しく下に厚く政策をとってたら、貴族の横領なんて目の色変えそうなところを、どうしたって濁りは出てくるんだから1割までなら許しとけ、てのがすごくリアリストだなーと。

あ、ワンユンってこんな顔だったんだー。(←おい)と2枚目の写真で思ってたというのに、メールのご挨拶ではすっかり忘れていました・・・

しかし4枚目の画像「ポジョンに斬殺された父を持つ、ワンユン(王充。写真左)」では、キャプションがなかなか凄絶な割に、写真は明るく剣舞ポーズしてていっそひょうきん風味なのでギャップが・・・wwあと、写真左って誰なんすか緋翠さん・・・!!この石灯籠がワンユンではないはずw

で、この記事全体を通じて語られてる事、新羅宮廷において男子の出世は父親の力がものを言う、または姻族のひきたてで道が開けることもある。てのがすごく面白かったです。それがドラマできっちり描かれていた事もおかげでよく分かりましたし。

ハジョンが(鎧もおさがりとして与える程・笑)ホジェを気に入った理由ってなんだろ・・・と考えるのも面白そうですが、ドラマではヨンモにも結構いいパパだったので、そもそも娘大好きvで、きっちり選んだ娘婿も、とりあえず可愛がる人なのかもなーとか。

あと、この記事を読ませて頂いたおかげで凄く納得がいったのは、読んだ直後にちょうど見た阿莫城戦の話です。ソルォンの作戦により、見殺し部隊として、そもそもの目的であるユシンの部隊に加え、ソクプムとアルチョンの部隊が選ばれた理由。父親だ・・と。

ソクプムは身分低い出身で父親の影さえ出てきませんし、アルチョンの父は地方豪族の出身で美術品収集が趣味。公主時代~女王時代のアルチョンの任務一筋っぷりからも、父親にそもそも野心があまりないんだろうなーというのが伺える気もしまして。

父親から文句の出ないというか、犠牲にしても報償を与えれば話のすむ、身分や権威のない家柄の息子がリーダーの部隊を、ソルォンはきっちり選んでるんだなー。と。その冷徹さになんか萌えたりもするわけですがw

りばさんへ

  1. 2012/07/01(日) 19:52:28 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
りばさん、こんばんワンユンw

> 画像があると更に親子関係が整理しやすいです!

ありがとうございます~(*´∇`*)公式サイト様々ですね!私も画像がないと十花郎あやふやですし。←ちょw
そう言えば、ピーたん確かに似てますね…。ソルォンさんところと言い、その辺は結構気をつかってキャスティングしている気が。

> すーちゃんは若きなりたて真平王(マヤ行方不明時代)の便殿会議でも兵部令候補にあがってましたよね!

すーちゃんwww可愛いw
って、↑忘れてました!(爆)そうでした、そんなこともありましたねー。……すーちゃん何歳なんでしょう(笑)
そして、すーちゃんこそが、リアルに「二番手の人生」だなと思わずにはいられません。
キム・フジクは私も「幽霊説教の人」としてインプットされています。ドラマで出てたことはあっさり忘れてたんですが(もっとあの辺をしっかり見なければw)、SSでこの方のネタを使ったことは覚えてます!(笑) 思えば、ウルチェはこのキム・フジクのキャラをベースにしている感じがしますね。

> なんか普通の韓ドラ時代劇の王様だったら上に厳しく下に厚く政策をとってたら、貴族の横領なんて目の色変えそうなところを、

そうなんですよ~!イ・サンなら絶対代案もなく目の色変えてるわwwって思いました。
考えてみれば、民だって隠し田とかで税を免れる為に手を打つじゃないですか。だから、そう言う部分も考えると、トンマンの政策では、濁りが問題と言うより、濁りを制御出来ないのが問題になるんだろうなぁと思いました。リアリストですよねー本当に。

> あ、ワンユンってこんな顔だったんだー。(←おい)

わりと優男ですねv
って、やっちまったぁぁあああです(;´Д`) あれ、最初は他の誰かとのツーショ写真を掲載してたんですよ!石灯籠よりはカラフルな鎧を着てた人とのww(あ、早速直しました!ご指摘ありがとうございます~vv……あああ恥ずかしいw)

> で、この記事全体を通じて語られてる事、新羅宮廷において男子の出世は父親の力がものを言う、または姻族のひきたてで道が開けることもある。てのがすごく面白かったです。

ありがとうございますvv
善徳女王は政治的な部分がドラマとしてはかなりリアルに描かれていたと思って十花郎に注目してみたら、本当にそうだーと感動しました。スタートラインの位置は母親の身分や力がかなりものを言うと思うんですが、どこまで出世出来るかは、父や姻族の力がかなり大きいですよね、本当に。

> ハジョンとホジェ

ハジョンは、身内は大事にするタイプなのかなーと。特に、ソルォン親子とか、自分の兄弟はあてに出来ない環境ですし、子供達の面倒をしっかり見てそうです。ユシンにも、「(出世は)私に任せておけ」みたいなこと言ってましたもんね。ユシンも調府行きだったかもw

> 見殺し部隊として、そもそもの目的であるユシンの部隊に加え、ソクプムとアルチョンの部隊が選ばれた理由。父親だ・・と。

ああなるほどー!確かにそうですね…!
エグい理由ですが、思えばソルォン自身が、父親の身分が低いからと同じ目に遭ってきたんですよね。セジョンだって、真興王と比べれば身分が低いからと、妻ミシルも差し出さねばならず戦場に行かされもしたわけで…。ハジョンだって同じですし、そう考えると、皆身近な兄弟との身分差で苦労しているんですよね…。片親が違えばもう敵、と言うのは、当然っちゃ当然なのかもな、と考えちゃいました(´・ω・`)
んで、やっぱりソルォンさんの冷徹さ&弱肉強食になんか萌えたりもしますよねw

あ、話変わって、昨日初めてナマ新感線見たんですよー!古田新太が二枚目で、じゅんさんが可愛くて、聖子さんが素敵過ぎて嬉しかったですw


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