善徳女王の感想と二次創作を中心に活動中。

RhododendRon別荘

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本当は、王になるべき人。@ユシン

ガイドブックのインタビューで、ユシンとウォルヤのカップルについて触れる、と言うサービストークを繰り広げたw、トンマン役のヨウォンさん。
んがしかし、私個人はと言うと、別にユシンとウォルヤがカップルだとも思わないし、むしろ、役者さん同士の仲の良さはともかく、何故に役の上でカップル扱いされるのか、ちょっと不思議に感じています。ユシンとチュンチュ、ユシンとアルチョン、ユシンとポジョンの方が断然理解出来るとゆーか。←え

んで、何故そう思うかと言うと、ドラマの中でのユシンとウォルヤが、私人として接したことがないからなんです。
あの二人は、いつも、金官伽耶と大伽耶を代表して話をしていて、個人の感情で話をしません。完全に互いをビジネスパートナーとして見ていて、そこから踏み込んで、自分自身の話をしたり、自分の感情をぶつけあったりはしないんです。
そんな風に見えているせいか、あの二人のカップリングは個人的にはツボにはまりにくいんですよねー。

むしろ、ユシンとウォルヤの関係は、ユシンとムンノの関係とダブったりします。
ウォルヤもムンノも、ユシンに魅入られて、長年護ってきたものを預けようとした。ウォルヤの復耶会は容易く渡せるものではありませんが、実質的には、直接話をした26話で、ウォルヤはユシンに賭けると決めていました。そこが、その決断の速さが、ユシンと話をして、彼に三韓地勢を渡すと決めたムンノに通じるように思うんです。

と言うわけで、ウォルヤとムンノをあっという間に魅了したユシンの凄さとは何なのか……と言う話を以下つらつらと致しますv


* *


善徳女王は、子役時代を見れば、それぞれのキャラクターが掴めると言う、非常に有り難い作りになっています。
トンマンが惹かれた英雄はカエサルであること。チョンミョンが望んだのは「誰かを助けたい」と言うこと。ユシンが自分に言い聞かせているのは「信じて努力すればいつか何かが変わる」と言うこと。ピダムの中には「悪いことをした奴らは、その仲間ごと滅すべき」と言うルールがあること。
これらは、全部4人の血となり肉となって、その生き様を表現していました。トンマンはカエサルのように話術と知恵で独裁者となるも、反乱により死去。チョンミョンはトンマンを助けようとして死に至り、ピダムは自分の勢力がトンマンに牙を剥いた時、その勢力と一蓮托生になって生死を決して。
あとは、ユシンです。

「信じて努力すれば、いつか何かが変わる」

そう自分に言い聞かせて、努力したユシン。彼は、その言葉通りに十花郎より強くなり、風月主になり、常勝将軍へと上り詰めていきます。しかも、三韓一統を見届けた彼はやがて既存の臣下の位を逸脱し、彼の為に用意された、限りなく王に近い位を受けて死にます。伽耶が生き残るには、二番手の道を行くしかない…そう信じて努力した先にあったのは、死後に『興武大王』と追贈されると言う、一番手の王ですら味わえない名誉でした。

んがしかし、トンマンから見ると、ユシンはかなり面倒臭い部下でした。何故なら、ユシンは「退路を確保出来ない」部下だったからです。ピダムとはそこが違います。
例えば、復耶会問題で、進退が行き詰まったユシンは、とりあえず捕縛されました。ヨンモと結婚する時も、行き詰まった結果、自らミシルに捕縛され、結婚に至りました。新羅に忠節を尽くす過程にも、「負けて滅んで捕縛された以上、そこでやれることをやって頑張るのみ」と言う意識があって、ドラマの中では、公人ユシンの思いきりの良さが繰り返し描写されています。
そして、ユシンは誰かの言うことに簡単に従ったりもしません。自分の信念や政治的使命は終始一貫していて、トンマンもミシルも変えることは出来ませんでした。

でも、これらの資質は、実は王様だったら、素晴らしい長所になるんじゃないかと思うんです。

ユシンは、子役時代の鍛練を見ても、武人に向いたタイプではありません。器用ではないし、周囲の雑音は気になるし、色んな状況を想定する想像力にも欠けているからです。
でも、ユシンが部隊の最高司令官となった、最初の百済戦における撤退戦で、ユシン自身は無策でしたが、トンマンとアルチョンの意見を聞いて、より優れた意見を採用しました。毒草の知識もありませんでしたが、チュクパンとコドの話を聞いて、毒草を採用しました。
ユシンには、常に、より良い意見を採用する賢さ(嗅覚)と度量があるんです。これは、上司として、王として、素晴らしい才能だと思います。
例えば、トンマンやピダムの策略は、あくまでも自分が学んだところから生まれます。これはこれで凄いことなんですが、その代わりに、二人は「高みの見物」が苦手です。他の人同士で意見を出させて、そこから良いものだけを採用し、活用すると言う行為が、出来ないんです。何故なら、自分で考えた方がやりやすいし、十分にいい案が出せると言う自負もあるからなんですね。
んが、実はトンマンとピダムのワンマンなやり方には、限界があります。自分の資質や才能では追いつかない事態が起きた時に、間違った対処法をして、事態を大きく悪化させてしまう可能性があって、二人とも、結局そのせいで破滅し(かけ)ました。
その点、三人寄れば文殊の知恵なユシンは、周囲の人の長所を最大限に活用出来る為、トンマン達よりも限界が広いんです。何故かと言うと、ユシンは、トンマンやピダムの意見も吸収出来ます。だから、百済に大耶城を落とされて大ピンチになった時、ユシンはトンマンに助けられて現場復帰し、ピダムに助けられて敵の策略を見破り、チュンチュが手に入れた伽耶の武器で百済軍を撃破することが出来ました。

んで、ウォルヤが魅了されたのは、ユシンのこの点なのではないかと思いまして。
そもそも、ユシンは月食の時に、ただ一人ミシルの真意を感じ取り、怒りました。でも、本当は、ミシルだけでなく、追われる伽耶人の叫びも感じ取ったのではないでしょうか。彼らが求めるのは、不平等の撤廃と言うより、新羅での生活の保証なのだと。だから、26話で復耶会に乗り込む時、伽耶人の本当の望み……つまり、「法的に保証された、理不尽に奪われることのない土地」を差し出せたんじゃないかと思ったんです。
また、それを受けるウォルヤも、本当に伽耶人に必要なのは、敵討ちでも秘密結社でもなく、「きちんと生活を守ってくれる人(組織)」だとわかっていた。だからこそ、ウォルヤはユシンに賭けた。ユシンが伽耶人の声を聞いていると直感的に理解出来たから、例えユシンが示した「我らの王」が女だとしても、従った。ただ、ウォルヤの望みは、伽耶人の王と言うより、恐らく初めて「こいつになら命を懸けて従ってもいい」と思えるほどの素質を持ったユシンを王にすることだった。……のでは、ないかなと。

では、ムンノはと言うと。
ムンノがユシンに見出だした素質は、強靭な精神力とそれに応える肉体なんじゃないかなーと考えています。

例えば、どんなに才能豊かであっても、ピダムは王には向いていません。行動原理が、私人ピダムから生じた感情だからです。同様に、トンマンも本来は王に向きません。心因から来る病気で死に至る…つまり、激しいダメージに耐えられない精神と肉体の持ち主は、王向きではないんです。
治世は、何十年計画でなされるものです。特に、王として子孫にまで関わるような大きなことを成し遂げるには、二十年、三十年と第一線で働き続けられる精神力と健康な肉体が、絶対に必要になります。その間、親兄弟、妻、恋人、息子や娘、親友と言った人々が非業の死を遂げることは必ずあります。だから、王には、それらを阻止する力か、それらに耐えられるレベルの強靭さが要るんです。正直、いい意味での鈍感さや傲慢さ、あるいは図太さが人一倍あるくらいでないと、持ちません。

ムンノがユシンに見出だしたのは、その強靭さなのではないでしょうか。
チルスクの攻め手に耐えた肉体。ボロボロになりながらも諦めず、最後に攻撃する負けず嫌いさ。駆け落ちするくらい惚れている女への気持ちを一切漏らさず、私欲を言い訳にせず、公人ユシンとして前を見続ける潔さと、逞しさ。手を見て確かめた、とてつもなく膨大な努力の証が示す、一つのことを惜しまずたゆまず続ける精神力。
これらが示す、ユシンの精神と肉体の健全さや強さが、激しくムンノを魅了したのではないかと思うんです。

例のモロゾフコーチの本に、一流選手にとって最も困難なのは、「いかにしてモチベーションを維持して勝ち続けるか」だとありました。一回だけ優勝したいなら、一流の力と運があれば出来るけれど、二回、三回と優勝し続けるのは、とてつもなく困難なのだそうです。追い上げたい、追い越したいと願う対象が、優勝した瞬間に目の前からいなくなってしまうから。だから、優勝し続ける為に何年もモチベーションを高くして努力し続けるのは、本当に凄いことなんだそうです。
善徳女王でも、郎徒時代にトンマンが「比才に出ないなら、何故あんなに努力しなきゃならないんだ」と抗議したように、「手近な目標がない努力」ほど難しいことはありません。でも、ユシンはそれをやり遂げました。比才で戦って勝つと言う手近な目標なしに、ただ己を鍛える為だけに努力し続けました。
これこそ、歴史に名を残す帝王たる資質だとムンノが感動したとしても、何もおかしなことはありません。

ユシンには、人の長所や望みを上手く見つけ、利用し、聞き入れる才能と度量があり、さらに、並外れて強靭な精神力と、それに応える肉体があります。その上、ドラマ的にはビミョーな評判でしたが、王にとっては何より大切な、「政略結婚をした妻をすぐさま妊娠させると言う、空気を読んだ繁殖力」もあるんです。
こんなに王に相応しい人材は、そうはいません。

ウォルヤとムンノが見込んだ通り、ユシンこそ、本当は、王になるべき人だった。

……であるにも関わらず、ユシンはならなかった。
何故なら、「王」ですら、ユシンにとっては「手近な目標」に過ぎなかったからです。ユシンが選んだのは、玉座よりもさらに遠大な、「未来永劫語り継がれる偉業」でした。そして、歴史的に見て、ユシンはそれを果たしました。
だから、善徳女王のユシン像は、歴史上のユシンに繋がる、素晴らしいキャラクターだったと深く感じます。んでもって、そう言う偉大なキャラクターをドラマで見られて、なんて幸せなのかとまたしても『善徳女王』が好きになったりしましたw
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  1. 2012.09.11(火) _18:59:00
  2. キャラ語り
  3.  コメント:4
  4. [ edit ]

<<SS 安らぎ | BLOG TOP | 9月7日に頂いたコメントへの返信>>

comment

すごい。

  1. 2012/09/13(木) 19:49:09 
  2. URL 
  3. うい 
  4. [ 編集 ] 
翡翠様

こんばんわ。まだまだ暑い日が続きますがお元気でしょうか?

ユシンの王の素質の翡翠さんの考察を読んで、本当にその通りだなとおもってしまいました。こういうことが分かりながら善徳女王を再度みるとまた違う視点でみることができるのかも!?と思って、また善徳女王を見たくなりました。
翡翠様の考察は一つ一つが納得できることばかりで・・本当にすごいです。

私のサイトですが、翡翠様の素晴らしい考察などをみていたら自分のサイトが恥ずかしくて・自分は本当にうすっぺらい語りしかかいていないなぁと・。ただただ感想のみみたいな・・。

二次創作も少しずつはやっていますがなかなか難しいですね。もし、もう少しサイトに自信もてるようになったらまたその時にはぜひ訪れてもらえればとおもいます。


うい様へ

  1. 2012/09/15(土) 23:43:52 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
うい様、こんばんは~!ようやく暑さに慣れたのか(笑)、近頃は元気にやっております(*´∀`*)優しいお気遣い、ありがとうございますv

ユシンについては、なかなか考えが纏まらないんですよー。今回はこう思いましたが、次はまた別のことを言っているかも…と言う気がしています(爆) なんと言うか、考察と言うほどのものではなく、本当に「キャラ語り」なんです。思ったことをツラツラ語るだけで、前に語ったこととの矛盾は気にしない、みたいな…。←大雑把過ぎる
なので、他の方のご意見をもっと聞いて、たくさん刺激を受けたいと思っています!読んでないくせに言うのもなんですが、うい様の語りがうすっぺらいなんてことはないですよー!私の場合も、私の見方がたまたまこうだと言うだけで、特に分厚いところもなく(笑)、言いたい放題言っているだけですし…。

二次創作は、私もしょっちゅうスランプになるので、お気持ちわかります…。難しいですよね(ノД`;) 善徳女王の二次創作をやっている人が誰もいない状態だったので、大きい顔が出来たと言うか、するっと始められたんだと思います(ノ∀`)(笑)

> もし、もう少しサイトに自信もてるようになったらまたその時にはぜひ訪れてもらえればとおもいます。

承知しましたv ぜひぜひ、「よし今だ!」とお思いになった時に、しばばっと教えて頂けたら幸せです…!でも、そこまで思わなくても、「見せてやってもいいぞ」と思えた時にでも呼んで頂ければ、凄く嬉しいです(*´∀`*)

笑うとこじゃないと思うんですが・・・

  1. 2012/09/17(月) 23:52:08 
  2. URL 
  3. りば 
  4. [ 編集 ] 
>政略結婚をした妻をすぐさま妊娠させると言う、空気を読んだ繁殖力

ここで大爆笑してしまいました。緋翠さん今晩は~。

他の事に関しては青臭くとも、家門を継ぐという点においては立派に務めを果たしてますね~ユシン。死んだ魚みたいな目で婚儀をあげておきながら、妻をきっちりはらます律儀さ。けっこう好きですユシンのそういうとこ。納得ずくで結婚しといて妻に手もふれず、とかだったらかえって嫌だったと思います、私はv

ところで大っっっ変遅れましたが夏休みの宿題をやっとこさ提出いたしましたー。・・・部分的に。部分的な割に長々と喋っておりますので、今日は読んでやってもいいという日にご覧下さいー。

さてしかし、緋翠さんのおっしゃる「ユシンのダメな点」についてのお話で、分からない所がありまして、その部分にはまだ答えが出せないでいます。

まず、トンマンが「生涯の仕事と位置付けた『チョンミョンへの臣従』」を決めたのっていつなんでしょう?DVDを18話まで見てみたんですが、分かりませんでした・・・orz

三世の誓いは主従というより友情の誓いのようでしたし、トンマンは「公主様に自分の全てを委ねていいかどうか、考えてる」と言ったり、ソヨプ刀事件でも「公主様の命令をおろそかにする訳じゃないけど、もっと大事な事があるんです」と心の中で思ってみたりと、18話までの所はチョンミョンを主君と親友と両方で見ているように思えまして。母の死や自分の出生という大きな問いを忘れてでも、一生をこの人に捧げよう、この人の部下を生涯の仕事にしよう、と決心する瞬間がトンマンにありましたっけ・・・?

>>トンマンは愛も理由ではありますが、それ以前に、ピダムが(たまに言うこと聞きませんけどw)常にきちんと仕事はする男だから受け入れたんじゃないかなーと思ったりしました。

げんさんとお話ししてたのはトンマンがピダムに思いを返せた、「お前が必要だ。好きだ」と言えた時の事ですので、緋翠さんがおっしゃってるのは「受け入れた」=「トンマンが自分の思いを口にする事ができた」のは相手の「立場」によるのではなく「恋愛と仕事を分けられるか否かだ」という事になりますよね。(迷ったんですが、コメント冒頭に「りばさんのお話をバッサバッサ切りまくりの内容のような気が」とあるので、部分否定や補足ではなく全否定の立場で言われてる、と判断すべきかと・・・)

が、トンマンが問題にするのは相手の「立場」ではない、という否定の理由を見いだせず、ならばドラマの駆け落ちあたりの場面を見れば、当時のトンマンがユシンをおもんばかってユシンの気持ちに応えられないのではなく、ユシンの考えが若過ぎてついていけないんだ、という緋翠さんの主張が分かるかな?とも思うので、その部分はまた改めて、DVDを確認後に考えさせて頂きます。

長い割にあまり答になってないかもしれないですし、論点ずらしっぱなしかもしれません。が、色々考えて読む方に分かって戴けるよう文章を練るのはとても難しく興味深い、そして楽しい作業でしたvて私の場合は時間がかかりすぎなんですけど・・・!またよかったらズビシと斬りにいらして下さいwてか昔を思いおこしますと最近は、緋翠さん的には斬り足りないんじゃ(以下略)

りばさんへ

  1. 2012/09/19(水) 23:24:21 
  2. URL 
  3. 緋翠@管理人 
  4. [ 編集 ] 
うわわわわ、りばさんお疲れ様でした!宿題、確かに受け取りましたw(*´∇`)っ◆ペタ←ハンコ
とりあえず何回か読んだら、一通り内容を把握出来てホッとしました!←一回だと覚えきれず…w これから秋の宿題として頑張ります~♪

> 笑うとこじゃないと思うんですが・・・

や、笑って大丈夫ですw
また、繁殖力(笑)は、ユシンの家門の為のみならず、権勢のある実家を持つ妻の面目を立てていると言う点でも偉いことだと思うんです。死んだ魚の目だろうと、妊娠したことで、ヨンモは実家から「役目を果たしている」と安心・信頼されるわけですから。恋愛結婚ではない以上、実際に愛して愛されて以前に、まず面目を立ててくれる夫がいい夫なんじゃないかと思いましたv

> まず、トンマンが「生涯の仕事と位置付けた『チョンミョンへの臣従』」を決めたのっていつなんでしょう?

あ、すみませんw 私の中では、三世の誓いがそうでした。なんでかと言うと

・百済戦の前→ユシンはチョンミョンに全てを捧げると誓っているが、トンマンは誓っていない。
・百済戦の後→ユシンに全てを捧げるかと聞かれて、トンマンはイエスともノーとも言わない。(間接的にチョンミョンにも誓っていない)
・チョンミョンの正体発覚後→トンマン、まだチョンミョンに全てを捧げると誓えない。

と、ここまでは確かに「公主様に自分の全てを委ねていいかどうか、考えてる」状態です。
でも、月食を経て三世の誓いをする前に、トンマンが「私は間違っていました」と自分からユシンに跪いたじゃないですか。あれは、友情ではなく、臣下として主に屈服した形だと感じたんです。ピダムが公主トンマンに忠誠を誓った時のように、トンマンはあの瞬間にユシンを主として認めたのだから、結果的に、ユシンの主であるチョンミョンにも忠誠を誓った形になるなと。(友情と言い出したのも、チョンミョンですし)

> ソヨプ刀事件でも「公主様の命令をおろそかにする訳じゃないけど、もっと大事な事があるんです」と心の中で思ってみたり

これは、チルスクとの再会もあって、トンマンが自分の正体を「新羅王室に関係があるんじゃないか?」と疑い始めて以降ですよね。
だとすれば、トンマンの正体によっては、トンマンの正体がチョンミョンの致命傷になることも有り得ます。あの時点では、少なくとも「チルスクがあれほどの執念で捕獲しようとした」ことはわかっているわけですし、何もわからないままでいて、ある日突然チョンミョンを巻き込んで捕獲されるような目に遭ったら、有能な臣下とは到底言い難いです。
だから、忘れることと忠誠はイコールではなく、むしろ、自分の正体を知った上でどうチョンミョンの役に立つかがトンマンにとって大事だったんじゃないでしょうか。後に、ピダムがトンマンに忠誠を誓いながらも、トンマンを騙してまで自分の生まれを探り出し、さらにその生まれを逆手に取って色々独自に動いたように。

> げんさんとお話ししてたのはトンマンがピダムに思いを返せた、「お前が必要だ。好きだ」と言えた時の事ですので、緋翠さんがおっしゃってるのは「受け入れた」=「トンマンが自分の思いを口にする事ができた」のは相手の「立場」によるのではなく「恋愛と仕事を分けられるか否かだ」という事になりますよね。

日本語が拙くてすみません…(;´Д`)
分けられるか否かと言うか、トンマンの場合、ユシン相手にしろピダム相手にしろ(と言うか、誰が相手にしろ?)、つまるところ、「恋=結婚」じゃないですか。恋は人生の楽しみの一つではなく、恋をすれば、周囲の人達との関係や仕事も含め、人生に大きく影響が出るのがトンマンだと思うんです。
そして、人生の伴侶になる恋の相手、つまり結婚相手に、「ちゃんと仕事をしている、もしくは自分で稼いで食べていける」レベルの生活力を求めるのは、トンマンのようなしっかり者からすれば当然なんじゃないかなーと…。ユシンなら、キム・ソヒョンの息子としては生活力がありますが、庶民キム・ユシンとしては生活力ゼロに等しいですし、ピダムの場合は、庶民ピダムとして生活力抜群で、貴族としても(女王時代後期なら)申し分ない。だから庶民ユシンとは駆け落ち出来ず、ピダムとなら女王としても隠居前提としても結婚出来た、と言う…。

そして、私の中では、「お前が必要だ。好きだ」と、「受け入れた」=「トンマンが自分の思いを口にする事ができた」ことの間には、気持ち的にはそんなに大きな差はないように思えまして…。
何故かと言うと、思いを口にした段階で、トンマンはすでに気持ちのストッパーを外してしまっているわけですよね。ピダムの愛に応えて、自分の心を曝け出すと言うことは、最終的には、心の底にある「ピダムが好き。ピダムに頼りたい」と言う気持ちを吐露することだと思うんです。だから、そこから「お前が必要だ」までに至るタイムラグは、あくまで「解凍時間」なんじゃないかと。長年「やるまい」と自ら戒めてきたことをしているんですから、告白するにしろ、エンジンが温まるまで時間が要るのが当然だろうと思ったんですねー。

> 当時のトンマンがユシンをおもんばかってユシンの気持ちに応えられないのではなく、ユシンの考えが若過ぎてついていけないんだ、という緋翠さんの主張

これなんですが、トンマンもユシンの立場を慮れば心配になったとは思うんですけど、それ以前に、トンマンやあるいは他の人の命がそこにかかっている時に、「ユシンを慮る」なんて悠長なことをトンマンが優先するように思えなかったんです(汗) や、慮ってないとはいいませんが、トンマンのみならずチョンミョンの生死までかかっている時に、ユシンの諸々がそんなに大事でしょうか? トンマンが逃げなければ、チョンミョンが滅び、真平王が滅びます。そうなれば、苦労してのし上げたユシンの家門が零落するのは間違いないわけで…。
だと言うのに、ユシンが恋ゆえにトンマンの身柄を拘束して、「政治的にどういう状況かわかってんのか」と言いたくなるぐらい呑気に逃げています。なので、思考停止状態から脱したトンマンが「こんなに何もわかってない、もしくはわかっていても行動に繋がらないユシンを巻き込めないし、一緒にいたら皆が破滅する」と感じるのは、当然なんじゃないかなーと…。
こう、個人的には、この時のユシンに対するトンマンは、後のチュンチュに対する接し方とかぶるんです。「出来る」と主張するからある程度は泳がせるけど、途中で「考え方が甘い」と見切りをつける感じが。
それもあって、私にはユシン個人の若さが問題に思えるみたいです。トンマンと比べてと言うより、ユシン個人として、まだ大人になれていないように見えるんですよ。で、まだ未成熟の、それだけ幼いユシンと、トンマンは恋は出来ないだろう…と言う。(だからまた、26~27話にかけて、ユシンが精神的に一気に大人びて成長するところが素敵だなと思いますv)

> 迷ったんですが、コメント冒頭に「りばさんのお話をバッサバッサ切りまくりの内容のような気が」とあるので

あ、これは、前に無意識のうちに斬っていたことをりばさんから指摘されたことがあったので、迷ったんですが、「ワンクッション入れた方が読後感が少しは良くなるかも…」と入れてみたんです(ノ∀`) 本人的には、全否定と言うつもりはなくて、ただ「いや、違うんじゃないか」と思ったところを並べただけで……………これが否定なんでしょーか(汗)

> 長い割にあまり答になってないかもしれないですし、論点ずらしっぱなしかもしれません。

いえ、そんなことないですよー!こうして丁寧に応えて頂けて幸せです。自分の文章のどこがわかりにくいのかも学べますしv
と言うか、「色々考えて読む方に分かって戴けるよう文章を練る」と言う行為が素晴らしいです…!(見直しはしますが、そんなに練らずにコメントをしてしまっています(ノд`;))

> てか昔を思いおこしますと最近は、緋翠さん的には斬り足りないんじゃ(以下略)

って、せっかく猫をかぶっているのに、最後になんてことを仰るんですかー!(;゚Д゚)ニャー!(爆)
あ、別に中身は変わってないですよー、黒いお腹に隠しているだけでw

最後に、ここで言うのもなんですが、「擲つ」の件、かしこまりましたー。わかりづらい変換をしてしまってすみません!また何かあったらどんどこ仰ってください…!(あれですね、パソコンとか携帯が賢すぎて一発変換で「なげうつ」がああなるのが問題なんですよ!←コラw)

では、長々と失礼しました…!


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